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万華鏡の連鎖
宇宙戦艦ヤマト異伝
魚鱗の陣
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 宇宙戦艦ヤマト臨時乗組員、ガミラス宇宙軍の精鋭達は第1番目の戦場(ファースト・ステージ)を突破。
 太陽に最も近い第1番惑星、水星《マーキュリー》探査を試みるが。
 噂に聞く極寒の荒地カダス、氷惑星アスガルン同様に地表構造物は皆無。
 エネルギー探知装置を解析の結果、地下洞窟に膨大な熱量が検出された。

 ヤマト格納庫には重防御力場の展開、非常事態に備え《銀河系最初の秘宝》エネルギー等換装置を満載。
 大気圏を持たぬ惑星の地表、重力圏に舞い降りる。
 生存者の避難基地か否か確認の為、慎重に接近。
 太陽表面の激闘に続き、砲雷撃戦が再開された。

 巨大機械魚はおらぬが頭上の敵、天井砲台《ジツミ》が連装ミサイル群を連射。
 3連装砲台《タジフ》が真下で待ち構え、攻撃弾をバラ撒き挟撃を試みる。
 装甲車《ベンサー》の大群が地底を疾走、自動追尾誘導弾を発射。
 ヤマト迎撃時ガミラス地下空間と同様、雨霰の言葉通りに爆雷の同類が降り注ぐ。


 円形監視哨《フェナデカ》1〜4機は合体メカ同様、結合し全方向に爆雷を放出。
 可動レーザー砲《ソイド》5機も地を這い、高角度で破壊光線を閃かせる。
 小型機動艇《ホルム》4〜5機も現れ変幻自在、天衣無縫の特殊飛行(アクロバット)を披露。
 天井に張り付いた赤い砲台《マヤリーク》が破壊不能、滝の如き高速の超硬弾で阻止線を展開する。

 獲物を噛み砕く獰猛な牙の如く、天を突き刺す摩天楼《針メカ》が急激に跳昇(ポップ・アップ)
 阿修羅一族の拳闘士(ボクサー)同様、鋭く尖った長大な針で串刺し、必殺の一撃を見舞うが。
 ヒス航海班長の腕が閃き、ヤマト舷側の姿勢制御装置を駆使。
 予知能力者の如く銀色の閃光を見切り、紙一重で避けた。

 ドメル戦闘班長の指示で艦首、艦尾、舷側、煙突、各ミサイル発射孔から特製の砲弾を発射。
 エネルギー奪取弾が熱を奪い、動力源を凍結させる。
 ハイデルン砲術長も射撃データ転送、各砲塔に射撃目標の音声確認を瞬く間に遂行。
 大中の衝撃波砲、パルス・レーザー群が敵を撃破する。


 雑魚を一掃の直後、縦長の緑色機械魚が出現。
 竜落子《たつのおとしご》を連想させる形態、グリーン・コロナタス(緑冠?)。
 ロング・レーザー、誘導弾《ホーミング・ミサイル》、6方向弾を同時に発射。
 上下に長く伸びる装甲機械体が一瞬で丸まり、円盤状の硬球と化す。

 ヤマト撃破を試みた冥王星基地の指揮官シュルツ同様、衝角攻撃(ラム・アタック)を披露。
 丸まっていた状態では無敵の門番、ならぬ魚型の機械生命体が頭部を覗かせる。
 破壊光線と誘導弾を連射の為、防御形態を解き現れた開口部に衝撃波砲の点射(ピン・ポイント・アタック)
 華々しく大
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