暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第184話
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
庁宮殿を後にする。

「これからどうする。」

「カミやんが起きるのを待ってられない。
 俺達は親船が用意した飛行機に乗ってすぐさま、学園都市に戻るべきだな。」

「五和はどうする?」

「わ、私はもうすぐ天草の本体が到着するので、それまでは身を隠します。」

「そうか。
 なら、ここでお別れだな。」

麻生は五和の頬を軽く触れる。
突然の行動に五和は顔を赤くし、テンパるが今まで身体を襲っていた痛みが消えた。

「治療しておいた。」

「あ、ありがとうございます!」

ペコリ、と素早く深々とおじぎする。

「そ、その、できればまたお会いしましょう。」

「縁があればな。」

と、複数の人間ではない足音を麻生の耳が聞きとった。
生き残った駆動鎧(パワードスーツ)隊だろう。
五和と麻生達はその場で別れ、三人は麻生の能力で空港に向かう。
親船の息がかかっている人物に誘導され飛行機に乗り込み、三時間ほど経って離陸した。
待っている間に上条は目覚め、状況の説明を伝えると疲労からか、上条と土御門は席に身体を沈め深い眠りにつき、麻生は視線を外に向けていた。


後日、ニュースの発表によるとレギンスが行った数々の騒動は、全て学園都市によるものだという事が報道されていた。
レギンスの魔術で改造されたとはいえ、あれは駆動鎧(パワードスーツ)
学園都市の仕業と言われても何も言い返せないのが現状であった。
第三次世界大戦の空気が徐々に浸透しつつあった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ