第184話
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庁宮殿を後にする。
「これからどうする。」
「カミやんが起きるのを待ってられない。
俺達は親船が用意した飛行機に乗ってすぐさま、学園都市に戻るべきだな。」
「五和はどうする?」
「わ、私はもうすぐ天草の本体が到着するので、それまでは身を隠します。」
「そうか。
なら、ここでお別れだな。」
麻生は五和の頬を軽く触れる。
突然の行動に五和は顔を赤くし、テンパるが今まで身体を襲っていた痛みが消えた。
「治療しておいた。」
「あ、ありがとうございます!」
ペコリ、と素早く深々とおじぎする。
「そ、その、できればまたお会いしましょう。」
「縁があればな。」
と、複数の人間ではない足音を麻生の耳が聞きとった。
生き残った駆動鎧隊だろう。
五和と麻生達はその場で別れ、三人は麻生の能力で空港に向かう。
親船の息がかかっている人物に誘導され飛行機に乗り込み、三時間ほど経って離陸した。
待っている間に上条は目覚め、状況の説明を伝えると疲労からか、上条と土御門は席に身体を沈め深い眠りにつき、麻生は視線を外に向けていた。
後日、ニュースの発表によるとレギンスが行った数々の騒動は、全て学園都市によるものだという事が報道されていた。
レギンスの魔術で改造されたとはいえ、あれは駆動鎧。
学園都市の仕業と言われても何も言い返せないのが現状であった。
第三次世界大戦の空気が徐々に浸透しつつあった。
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