第12話 魔法学校での日々
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なにやら、図書館で読書中にアーニャ経由で校長室に連れて来られたらしくて、一言二言交わしたら本当に直ぐ出て行った。最初に聞かれたのはあの事件の時のバカ親父のことで、次に無事で良かったと言われたのは、らしいっちゃ、らしくて笑えなかったが。
まぁ、それを追いかけて話しもそこそこに出て行ったアーニャはご愛敬か。
あの高畑さんでさえ、あんまりな成り行きに愕然としていた。
結局、最初は年齢通りの学年に通わされる流れだったが、話しの末、ネギ兄さんと同じ学年での編入試験を1週間後にしてもらった。当然合格し、3月から7月という四ヶ月だけ通うことにするのに成功した。
ちなみに試験範囲が事前にわかるペーパーテストのたぐいは、「念」での暗記力の強化と「分身符」での4人態勢で、まったく死角がない。今回は、見られるとマズイので分身符は使えなかったが。
実技試験の方も卒業するだけなら、「魔法の射手」「武装解除」「障壁(盾)」の3種類の呪文をなにか1属性で使えればいいので、実は編入試験前の1週間で一番覚えやすかった(リニスが先生となって教えてくれるのに雷属性が相性が良かった)雷属性の魔法は覚えてしまっている。
実際は個人装備が試験で持ち込み可だったので、デバイスにミッド式のよく似た3種類の魔法を登録しておけば覚える必要すらなかった。
それから、ネギ兄さんとはほとんど没交渉だ。
お勉強しかしていないネギ兄さんより鍛えているオレの方が10センチは背が高いとか、「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」を目指すならまずは現実を見ろよとか、魔法の呪文を増やすだけじゃなくて魔力の制御もしかっり練習しろよとか、禁呪書庫に忍び込むなよとか、忍び込むならアーニャを巻き込むなとか、色々言ったら怒って無視されるようになったからだ。
やはり弟から見ようとしていないことを見るように指摘されると兄として嫌だったかな?
5月に入る前の最後の日曜日に、オレ達双子の誕生日(5月2日だ)を休みが取れたネカネ従姉さんとアーニャが街のレストランで祝ってくれたが、ネギ兄さんがその席で、くしゃみによる「風花 武装解除」を暴走させ、レジストに失敗したネカネ従姉さんやアーニャの服を脱がして大騒ぎになったのは苦い思い出だ。ちなみにアーニャはオレには見られたくなかったからか、ネギ兄さんではなくオレに対し「こっち見んなー」と蹴りを放ってきた。理不尽である。
誕生日後、日本のGWの連休に合わせて忍義姉さんとすずかが遊びに来て、祖父さんやネカネ従姉さんと挨拶を交わした。祖父さんとは今後の話しを詳しくしたようだ。
ネギ兄さんとは挨拶だけにしてもらった。
何と言っても誕生日の時の前科があるので、すぐに2人をネギ兄さんから引き離したというのが本当なの
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