第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第30話:病は気から……ってワケではなさそう
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SIDE END
(ミントス)
ウルフSIDE
ブライさんの話によると……
仲間のクリフトさんが重い病で倒れてしまい、この町の医者等に話を聞いたら、かなり稀な病気らしくお手上げ状態との事。
愕然とショックに項垂れるアリーナ姫……しかし、ヒルタンさんが南にあるソレッタ王国に、どんな病にも効果がある『パテギアの根っこ』というアイテムがあると教えてくれたそうだ。
すると行動派のお姫様が大切な家臣を助ける為に、自らその『パテギアの根っこ』を採りにソレッタ王国へと赴いたそうな……
それに付いていったのが我らがトラブルメーカーのリュカさんらしい……
「えぇ、お姫様と二人きりで旅に出ちゃったの!? 短時間とは言えリュカさんと行動を共にしてて、あの男の生態を把握してないんですか!?」
大切な姫君を、そんな危険な状況に置くとは……家臣としては最低の行為だ!
「解っておるわい、あの男の手癖の悪さは! じゃがヤツが『え〜、病人と一緒なんて嫌だなぁ……染ったりするんじゃないのコレ? 老い先短い爺さんが担当するべきだろ! 僕はアリーナと一緒にパンチラのもっこりを取りに行ってくるよ!』と言って……」
「「「あぁ……」」」
あの人らしい物言いだ。
あの人が言いそうな事……俺とリューノとリューラの3人は、大きく頷き納得する。。
「それにしても『パテギアの根っこ』だって言ってるのに……絶対ワザとだぜ!」
「その点はワシも突っ込んだのじゃが……」
戻ってきた台詞は………『『そんなんどっちでも良いよ!』』
「よく分かるのぉ……」
「えぇ……あの人の事なら大概(大笑)」
ブライさんは大きく溜息を吐く……俺は腹を抱えて爆笑!
「それに……ヤツはどういう訳か姫様に手を出そうとしなかった。じゃから渋々ではあるのだが、姫様一人を旅立たせる訳にもいかぬし同行を認めたんじゃ」
「ほ〜う……失礼ながら姫様は貧乳かな?」
「まったくもって失礼じゃが完全にその通りじゃ! そちらの青い髪のお嬢さんの方が大きいくらいじゃからな!」
うん、そうなんだよ!
リューノは最近大きく成長してるんだよ! とっても良い感じに……俺のマッサージが効いたかな?
「まぁあの人が手を出さない女性は、血縁・他人の女・貧乳ですからね。世界に女性が姫様一人にならない限り、絶対に手を出したりはしないでしょう」
「本当にそうじゃと良いのだが……」
やはり信用されてないなぁリュカさんは(笑)
まぁそんな事よりも……
此処にいない人を待つのは時間の無駄だし、大人数で病人の部屋に押し寄せてしまってる事だし、俺達もソレッタ王国に向かう事にしよう。
「ではブライさん。俺達もソレッタ王国に向かい、先行している二人と協力してパテギアの根っこを
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