第16話 魔人と英雄達は出会うようです
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良かった良かった。嫁入り前の可愛い子に―――って、執拗い!!」
今度は、ドラゴンの腕が振り下ろされる。
「あ、危な――――――」
ドン!!!!
と、俺はそれを、今度はきちんと受け止める。
「い…………え?」
「ごめん、首に掴ってて。」
「う、え?!あ…わ、分かったのじゃ///」
「素直で宜しい。フン!!!」
ブゥン!!とドラゴンを投げ飛ばし、
光子剣『Chrysaor』を呼び出し振り被ると、
ブンッ
と片手剣の長さのそれが、10m以上に伸び―――
「どっせええええええい!!」
振り下ろす!!!
ズガァァァァアアァァアァアアアアアアン!!!!
<ギュァ?!?!?!>
真っ二つに切り裂かれたドラゴンは短い断末魔をあげ、沈黙した。
「やれやれ、無駄な犠牲だ……って、今更か。」
「の、のう?//そろそろ降ろしてくれんか?」
耳の近くで声がする。おお、擽い。
「ん?ああ。ごめんごめん。」
「あ、ありがとう///助かったのじゃ。」
「どー致しまして。可愛い女のk「姫様ーーー!!」」
あっちゃーー。任務失敗か・・・。ま、良いか。
「それじゃね。もう一人で出歩いちゃダメだよ?」
「ん、ああ。お、お前!!名は何と云う!?」
えー・・・参ったなぁ。本名言ったらダメだろ?
帝国内に『紅き翼』が居たら問題だし!!
「こ、今度会った時に!じゃあね!!」
ドヒュン!!と俺はマッハで逃げて行った。
「あ、おい!待て!!!」
ま、会う事なんて無いだろうし、良いだろ。
Side out
Side 黒ずくめの男とヘラス族の男
「対象は……、」
スッ
「この二人の男と、二人の少年。」
「フン、ヒョロイ奴等と優男とガキ共じゃねえか。」
「そして、この…………男だ。」
スッ
「あ?これ女じゃねえのか?」
「こいつこそ、数百年間どうやってか王都・帝国・メガロの
捜索から逃れていた、『皆殺しアーカード』だ。」
「なに?!こんな女…男が、あの『皆殺し』か!!?
マジで封印が解けていたとはな…。」
「目的が何なのかは分からないが、連合側についているのだ。
我ら帝国の敵である事に間違いはない。」
「こんなのがあの伝説のとはねえ。楽勝そうじゃねぇか。」
「こいつらの外見に騙されるな。
オスティア回復作戦の失敗の主因はこいつらだ。」
「既に精鋭で組織された討伐隊も送ったが、悉く
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