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少年は魔人になるようです
第16話 魔人と英雄達は出会うようです
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さん。後ろのフードの方は?」


と、俺はアルに話を振る。


「フフフフ、残念ながら、

紳士に対して紳士的に行くつもりはありません。」

「「「え?」」」


と、アルの言葉に耳を傾げる三人。


「フフフ、何のことかしら?…流石変態ね。」

「フフフ、貴方に言われたくありません。所で……。」

「なんです?」

「……『美(微)少女』について、どう考えますか?」


アル?の問いに、俺は――――――


「フッ。手折るモノでは無い、愛でるモノだ!!!」


バックに『ドーン!』と効果音が出そうな程断言する!!


「フフ、私は、アルビレオ・イマ。よろしくお願いします。」

「愁磨。愁磨・P・S・織原。よろしく。」


バッ!!


俺が名前を言うと、アルは後方に超バックした。あるぇ〜?

他の三人もポカーンとしている。


「………聞きますが、『あの』シュウマですか?」

「『あの』って言われても、分かりませんわ?」

「……アル。まさかとは思うのじゃが……?」

「ええ。『返り血染紅の雪の精』。二つ名そのままです。」

「偶然では無いのか?彼の者は伝説の『大魔導士』によって、

旧世界に封印されたとなっていたはずじゃぞ……?」


なーんかキナ臭いな。


「…アルさん。もしかして、『皆殺しアーカード』の事ですか?」

「…その名を知っていて騙るとは……。本物ですね?」

「えぇ、本物ですよ?でも、なんで疑うんでしょうか?

大魔導士の三人と一緒に巻物書いた筈なんだけど、残って無いの?」


そう。俺はこの時代で有利になる様にと、あいつ等と一緒に物語を書いたんだ。


「アル、お師匠?さっきから何の話してんだよ?」

「残っていますとも。ナギ、一度は聞いた事があるはずです。

『大犯罪者のアーカードは力を封じられ、旧世界に送られた。

大魔導士の三人は、頻繁に様子を見に行っていたら、

いつの間にか友となり、アーカードは危険ではないと分かりました。』

概要はこんなところです。」

「ああ!それなら俺も知ってるぜ?

確か、『そしてアーカードは自分の名前を三人に託し』なんたら〜

って奴だろ?」


あの時コソコソしてると思ったら・・・。

俺の名前入れてやがったのか。あのボケどもが〜!!


「ええ、その通りです。

そして三人が残した、現最高賞金首にも拘らず賞金無期限凍結。

100年間謎のままだったその本名が、『愁磨・P・S・織原』。」


「御大層な解説御苦労様。で?

大魔導士が友と呼んだ私を、まだ疑うの?」

「伝説の大魔
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