第15話 魔人は友と別れるようです
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に持っていて貰いたい。」
「……そうか。でも価値なんて分からんぞ?」
「安心するといい。その壺はいい物だ。」
「まぁ信っちが欲しがる位だしな。んじゃ、ありがたく。」
「ああ。それではな、愁磨殿。また、いずれ。」
「安心しろ、お前の事は覚えといてやるよ。」
「フフ、安心してくれ。私は、思い出にはならないよ。」
――――ッドオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン
1581年 本能寺
「よ!信っち。随分魔王らしくなって。」
「フゥハハハハハハ!その魔王にそぉんな口を利くのは最早お主だけだぁ。」
「ところで、お前と戦わせたい奴がいるんだがいいか?」
「他ならぬお主の頼みだ。して、だぁれだ?居ない様だが?」
「ああ。『出て来い、アリア。』」
ヒュインッ
「あ。・・・ひさしぶり、まおーのおじちゃん。」
「だぁれかと思えば、貴公の娘ではぁないか。」
「そそ。前から戦いたいって言ってたからさ。」
「フゥゥハァハァハァハァ!!冗談が過ぎるぞ!!」
「余所見してていいのか?」
「なぁにゲブルァァアァァァア!!!??」
「・・・まじめにやってくれないと、おこる。」
「ぬぅぅぅぅ!!加減の効く相手ではなぁいようだぁなぁ!!」
「・・・いく!!」
「こぉむすめがぁ!!調子に乗るなよ!我は、織田信長ぞ!」
―――この後5時間戦って信っちが勝ったんだが、
アリアを泣かせたのでOHANASHIしたのは余談だ。
翌年 同所・本堂 炎上中
「信っち。なんで逃げないんだ?」
「その様な問い、愚問であぁろう。
我は第六天が魔王ぞ。俗物相手に臆して逃げるなぁどぉ!片ぁ腹ぁ痛しぃぃ!!!」
「そうかい。で、誰を待っているんだ?明ちーか?」
「ククク。光秀とぉはぁ、地獄にぃて決着を着けよう。
しかし今は………我をも謀ったお前とぉの決着よ、松永ぁ!!」
「……おやおや、気付かれていたとはね。さてさて、久しいな、愁磨殿、魔王殿。」
「よ、松ちゃん。やっぱ生きてたか。」
「フフフ、気付かれているとは思わなんだよ。何時から気付いていたのかね?」
「松ちゃんの茶室に行った時には分かってたぜ?
目的までは分からんけどな?」
「君は本当に理解できないな。…ふむ、目的か。私も武人の端くれ。
一度くらいは真剣勝負をしたいと思ったのだよ。
ま、その他にも色々あるがね。」
「その割には大した舞台を造ったじゃねえか。」
「演出はしてもし足りないモノだよ。…と、お喋りはこの位にしないと。」
「そぉうだな
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