暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第14話 時はメイドインヘヴンのようです
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スは?」


「ああ。エイルなら今病院よ?」

「何?!どっか怪我したのか?」

「んふふふふ〜。お・め・で・た!!」

「おお!おめでとう、ジオン!!」

「なぜ分かる!!?」

「いや、あん時の目線で、お前がエーリアス好きだったの分かってたから。」

「フフフ、いじわるねぇ〜。」

「ククク、分かってたくせに良く言うよ。」

――クイクイ

「パパ?その人たちだれ?」

「「パパぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」



1509年 同・教会前


「いや〜。エイル綺麗だったな〜。」

「私なんかすっかり生き遅れよ………。」

「ま、まぁ元気出して、ジル。」

「フン、ノワールは気楽よね〜。貰い手確定してんだから。」

「な?!///わ、私は、その、あの…………///」

「もう〜。シュウマ。なんで結婚しないのよ?」

「いやその、だな///」

「ハァ…。二人ともウブだから進まないのよね〜。どーせまだヤッても無いんでしょ?」

「「うぐ…………。」」

「ホントにヤッてないの?!信じらんない!!」

「・・・・パパ?なにやってないの?」

「「「アリアはまだ知らなくて良いの!!」」」


Side out
―――――――――――――――――――――――――


Side 愁磨@『闇』の中の家 


あの、ジルの言葉から二年。俺は三人の後押しもあり、覚悟を決めた。


「の、ノワール!!!」

「わ?!ど、どうしたの、シュウ?」

「あの、その。……これ、受け取ってくれないか?!」


そう言って、俺は黒真珠で出来た小さい箱を差し出す。


「?……改まって、何よ?」


訝しげながらもノワールは受け取り、中を見る。


「…え?あの、シュウ?///これって、その……。」


中に入っていたのは、黒と透明な宝石で作られた指輪。

真ん中にはマーキーズの黒真珠。

その両端には翼型のヘマタイトとダイヤモンド。


「……すっげー遅くなったけど。……ノワール。」


黒真珠は『美しさ』や『守護』。

ヘマタイトは『障害を退ける』、『強さ』。ダイヤは『永遠の愛』を露わす。


「俺と、結婚してくれないか?」

「――――――――っ!!

……本当に、私で良いの………?」

「お前じゃなきゃ嫌だ。お前が、いいんだ。」

「シュウ……。シュウ……!!」


ノワールは、泣きながら俺に抱き付いて来る。


「待ちくたびれたわ…………。」

「うん。ごめん。」

「シュウ……ん、……んん…。」

「……その、……返事、は?」

「フフフ。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ