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少年は魔人になるようです
第14話 時はメイドインヘヴンのようです
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てみせる。


「シュウマ。貴方は人間なのですから、子供なら作れるでしょう。」

「いや、だってノワールが天界人じゃん。」


幾ら堕天しても、種族的には天界人のままなのだろうて。


「いえ。子を為せないのは天界人同士だけです。我々が精子を持ちませんので。

しかし、女性の方は卵子を人間同様持っておりますので。

と言っても、かなり少なくはありますが。」

「何それ初耳。」

「ま、そう言う訳ですから。頼みましたよ?」

「……………………余裕があったらな。」

「フフフ、貴方の精神的に、ですか?意外とウブなんですねぇ。」

「ぃやっかましい!!自分でやるには経験皆無なせいだよ!」

「いえいえ、良いじゃないですか。

そんなあなたも可愛いですよ?そのケはありませんけどね。」

「……はぁ。疲れた。もう行くわ。」

「ええ。本当に、さよならです。」

「ああ。元気でやれよ。」


そう言って後ろを向くと、ノワールとアリアが手を繋いで待っていた。


「じゃ、戻るか!」

「ええ。そうね、あなた?」

「……そーゆーのは結婚してからにしなさい。」

「フフフ。分かったわ、シュウ。」


ギュッ
「・・・・パパとママだけ、ずるいの。」

「ハハ、ごめんごめん。じゃ、行こうか、アリア。」

「・・・うん!」


そう言って、アリアと手を繋ぐ。


「目的地は?」

「日本!!そろそろ戦国時代の幕が開けるしな!!」

「……この子に戦場を見せるの?」

「?・・・へいきだよ?こわくない。」

「いえ、そう言う事では無くてね?」

「死体なら、いっぱい見たからへいき。私が外に行くの、初めてだから、たのしみ。」

「ハッハッハ、そうなのか!日本は俺の故郷だからな。

少しなら案内してやれるぞ!!」


「・・・・ねえ、パパ?つよい人いるかな?」

「いるぞ〜!第六天魔王って呼ばれる人だっているんだ。」

「私・・・たたかって見たい。」

「危ないから、俺が戦ってからな。」

「はい。」


「ああ、この子の未来が凄く心配だわ……。」

「良いじゃないか。この子強いし。」

「いえ、そうなんだけどね?そうじゃなくて………」

「(クイクイ)・・・・パパ、ママ。早く行こう。」

「ああ、そうだ!?1497年だから、戦国入ってるけど、

信っちとか謙信たんとか生まれて来るのが1530年からだからな〜。

う〜ん。まだ天下取りの時期じゃないから、マッタリしてようぜ。」


「じゃあ、このままここに居るの?」

「いや、日本はもう少し後にして、魔法界行こうか。


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