第14話 時はメイドインヘヴンのようです
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小さい子が俺を男扱いしてくれるのは嬉しい。
「最早納得している?!」
「だって、なぁ?」
「分かるよ!!」 「…理解できない事も無い。」
「仕様の無い事だな。」 「ええ、分かりますとも。」
俺の疑問に、男全員が理解を表してくれる。
「男ども!!何で敵と意気投合してんのよ?!」
「おいおい。こんな小さな、自分にこんなにも愛を露わにしてくれている女の子を、
かつての敵だからと、仇だからと言って引き剥がすのか?!
元凶が爺で、利用されていただけの女の子を!!?」
「それはちょっと美しくないんじゃぁないかい?」
「……子は、大切にすべきだ。」
「はっはっはっはっは!!!」
「それにしても、あのアリア殿が、
こんなにも可愛いとは思いませんでしたよ。」
「た、確かに、このアリアは可愛いですね……。」
「そうねぇ〜母性本能擽られるわ〜。」
「にゃはは〜。アリアちゃんが年相応に見えるっていいねぇ。」
「こ、こいつら……。」
エクリウルは何が気に入らないんだ?ま、いいや。
「さて皆の衆。そろそろあっちに戻らないか?」
「そうですね。
シュウマ(こちら)の世界に入ってから20分は経ってますから。」
「ワシに異存はない。他の者は?」
「「「「「「「「無い。(ね)(よ)(わぁ〜)」」」」」」」」
「うし。『領域解除』」
パリィィィィィンと言う音と共に世界が砕ける。
そこには、見るも無残になった聖堂と、ボロボロになったミカエルと、
此方を向くノワールがいた。
「よ、ノワール。終わったんだな。」
「ええ、一応決着は着いたわ。―――でも、今からまた始まるのよ。」
「……デスヨネー。」
「で?何故その子が貴方に引っ付いているのかしら?」
ノワールがアリアを指差す。
「・・・・パパぁ。あの人なんかこわい・・・・。」
「パ……?私の耳がオカシクナッタノカシラ?
もう一度言ってくれるかしら?」
ノワールの目のハイライトが段々消えていく。そして―――
「ぱ、パパぁぁぁ。」
「ええ、やっぱりそうね。―――シュウ。
なんで貴方がパパと呼ばれてるのかしら?」
「あーー、話すと長いんだが……。」
「ああ、なら良いわ。」
そして、冒頭に繋がった。
「何か、言い訳はあるかしら?シュウ。」
ガシャ、と『明星の彗星』を構えるノワールさん。
「ルシフェ……、の、ノワ―ル様。何もそこまで――」
「ミカエル、黙ってなさい。これは私達の問題よ!!」
「ノ
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