第七十話【sts編その3】
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御神蒼は多忙である。
大検の為の勉強をしつつ、この先の展開次第では必要になると深板とファートの勧めで翠屋で松尾さんの元、お菓子や軽食の腕を磨く。
どうやらテンプレであるらしい。
さらに腕が落ちてはいけないと魔法や念の修行をして、この間正式に取った管理局嘱託の資格でクロノに回された仕事を片付ける。
はっきり言ってこの身がいくつあっても足りはしない。
…足りはしないから影分身でまかなっている。
影分身、マジチート。
万能すぎる。
まあヴィヴィオを助けるための布石なのだが、翠屋でのバイトは必要なのか?
多忙な日々とは言え息抜きは必要な訳で。
そんな時シリカから誘われたのが…
「アルヴヘイム・オンライン?」
学校が終わると、ソラ達と一緒に俺がバイトさせてもらっている翠屋へとやってきたシリカが、お小遣いと相談しながらシュークリームを頼み、それを美味しそうにほうばると、食べ終わってから言ったのがそのVRMMORPGのタイトルだった。
丁度休憩時間だった俺は、ソラ達にたかられつつ、人数分のドリンクだけはおごってやると席に着いていた為にシリカもここでその話題を出したのだろう。
「はい、アスナさんから一緒にやりませんかってメールで誘われました。アオさんの事も誘ってみて下さいとの事でしたので」
どんなゲームだと思案していたところ、携帯端末を操作していたなのはがディスプレイに公式HPを表示した。
「これだね」
「どれどれ?」
「どんなの?」
そう言ってソラとフェイトがなのはの左右から覗き見る。
「典型的な魔法と剣のファンタジーみたいだね。プレイヤーは九つの妖精種族の中から好きな種族を選んでプレイするみたい」
九妖精とは火妖精族、水妖精族、風妖精族、土妖精族、闇妖精族、影妖精族、猫妖精族、工匠妖精族、音楽妖精族の九種。
「レベル制じゃなくてスキル制みたいだね。プレビューによれば自身の運動能力に依存しているみたい」
へぇ、運動能力ねぇ。
「それと、このゲームの特徴は飛べる事みたいだね」
どうやら妖精と言う設定らしいので、その背中に生えた羽で空を自在に飛べるらしい。
それは魅了される人も多いだろうね。
それほどまでに空を飛ぶ事は気持ちがいいものだ。
「私達を誘ったのはこれがあるからだと思います」
そう言ってシリカが指し示した項目は、SAOの容姿とステータスの引継ぎと言う覧だった。
「SAOのデータ引継ぎと、アインクラッドの実装か」
アインクラッドの実装はすでにされているようで、概
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