暁 〜小説投稿サイト〜
宇宙を駆ける一角獣 無限航路二次小説
第一章 八話 熱圏突破 前編
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
圏に備えて熱中症患者の受け入れ準備と冷水の用意を進めていた。

「エーヴァさん、頼まれてた氷枕です。」

「ご苦労様。ほら、これは礼だ。」

「おお!?おお………ハハハ………」

エーヴァに頼まれて氷枕を持ってきたクルーに冷湿布を渡すエーヴァ。彼女の愛用品である。ヴァナージの熱圏に入った時には重宝するだろう。
いやはや、このクルーはいい物をもらったものだ。

釈然としない顔で医務室から出て行ったクルーを横目に、エーヴァは氷枕に氷をしこたま詰め込んでいた。熱中症患者が少ない事を祈りたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ユニコーン 整備庫

整備庫にはそこの主であるバークがバウンゼィの整備で入手したデータをまとめていた。
彼は一人の時、そしてメカが絡んだ時とても饒舌となる。

「ふむふむ………おお!なるほど!アレだけ性能が高いのはダメコンが徹底してたからか!でもこんなCICは見た事ないな。ギリアス君考案のオリジナル?だとしたらすごいや!これを参考にユニコーンのCICももっと性能が上がらないかな?」

完全に別人になってるのだが、これはあの無口な整備士のバークである。絶対スキルにメカオタクがあるに違い無いと白野は睨んでいる。
彼はヴァナージの熱などメカをいじってさえいればそよとも感じないだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ユニコーン ブリッジ

「艦長、準備完了だ。いつもの頼む。」

「任せておけ。………ユニコーン発進!」

艦長としての威厳の篭った号令を受けて、ユニコーンはブースターをふかせて再び漆黒の宇宙へと漕ぎ出して行った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マゼラニックストリーム 超白色矮星ヴァナージ

ユニコーンのモニターには彼方に浮かぶガスの塊が映されている。そろそろ外気温度が上昇し始める頃だ。

「……外気温度が上がっている。そろそろ放熱板を展開してくれ。」

「了解。放熱板、展開。」

「周辺のデプリに注意しろ。放熱板を傷付けられたらたまらん。」

装甲に耐熱処理を施してもこれである。この上放熱板がやられたらユニコーンは蒸し風呂もかくやの熱地獄となるであろう。
白野などは悠然と浮かんでいるヴァナージが「ほらほら、かかって来なさい」とでも言いたげにしているように感じるのである。憎たらしいことこの上ない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ