魔法先生ネギま!
0294話
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みを浮かべてこちらを見ている。
「……はぁ。分かったよ」
個人的にはファッションとかそういうのに全く興味がないので、着飾るというのは面倒なだけなんだが。いや、レモン達が着飾っているのを見るのは勿論好きだけどな。
その場に柿崎と釘宮を残し、俺の部屋へ。
……と言っても、あやかの部屋に俺の荷物を置かせて貰っているだけなんで実質的にはあやかの部屋なんだが。それに俺のベッドは大きすぎてあやかの部屋に入りきらないのでドアを閉めたりも出来なくなってるし。
「と言うか、覗くなそこ」
ドアを閉められないという事は、当然外側から丸見えな訳で。着替えようと服を脱いでいると何故か部屋の入り口から顔を覗かせている柿崎と釘宮を発見する。ちなみに、柿崎は興味津々に。釘宮は照れの為か微妙に頬を赤く染めながら部屋の中を覗いていた。
「あ、ごめん。つい」
「……」
言い訳をしてくる柿崎と無言の釘宮。溜息を一つ吐き、あやかに用意して貰った春物の服を取り出す。
ジーンズに春をイメージしたのか、淡い緑色のジャケットと至ってシンプルな感じだ。
……チラリと子供用の半ズボンが目に入るが、それは取りあえずおいておく。後でネギにでもやるか。
「ま、こんなもんか」
あやかの部屋にある鏡で一応チェック。そこには春物を着た俺の姿があった。どう見ても小生意気な子供にしか見えないのは、自分自身を見ているからだろうか。
そのまま財布をポケットに入れて部屋を出る。着替えに要した時間はおよそ3分程。カップラーメン並の時間だ。……いや、最近のカップラーメンは待ち時間5分とか普通にあるから麺固めな感じかもしれない。
「待たせた」
居間に戻ると、そこには手持ちぶさたにテーブルの上へと置かれていた雑誌を読んでいる柿崎と釘宮。当然ながら千鶴の姿はまだ無い。まぁ、女は準備に時間が掛かると相場が決まってるしな。
「へぇ、割とシンプルに決めてきたね」
「そうだね。いいんちょの事だから、てっきり半ズボンとか用意してるのかと思ったんだけど」
釘宮の鋭い推理を半ばスルーしつつ、改めて2人へと視線を向ける。
柿崎は短めのスカートに薄い青のカーディガンを着ており、釘宮は動きやすさを重視したのか、パンツスーツのようなのを着ていた。2人共に言える事だがどちらもよく似合っている。
「ふふーん。アクセル君が見惚れている所を見るとこのコーディネートは成功だったようだね。……でも、どうせなんだから円はもう少し冒険した方がいいと思うんだけどね。アクセル君もそう思わない?」
「ちょっと、美砂。元々私は可愛い系の格好が似合わないってのは知ってるでしょ」
溜息を吐きながら柿崎の言葉を否定する釘宮。
「そうか? 釘宮は結構な美形なんだか
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