第五章 StrikerS編
第百二十五話 『出張任務(1) サーヴァントとの絆』
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から例えば反りが合わないマスターとサーヴァントとかはもしかしたら離反して殺し合いを始めてしまうかもしれない。
仮にそんな事が起きたらまずマスター側が力量が上のサーヴァントに殺されて死ぬのは目に見えている。
でも、令呪があればこんな命令もできる」
「ど、どんなですか…?」
キャロちゃんが少し怯えながらも問いかける。
「そう、『自害しろ』とかね…」
「「「「「「!!」」」」」」
シホさんが少し声のトーンを落としてそう話す。
そうか。絶対命令権だからそんな命令もサーヴァントは従わなきゃいけないんだ。
「だから呪い級の命令もできる。
だから故に命令の“令”と呪いの“呪”という言葉をくっつけて正式名称が『令呪』という名前なのよ」
「そ、そんな危険なものを持っていてサーヴァントの皆さんは不安ではないんですか…?」
エリオ君がそう聞くが、ネロさん、ランサーさん、ファイターさん、ライダーさん、アサシンさんは自信の笑みを浮かべて、
「余は奏者を信じているからな。
そんな命令は奏者は絶対にしないという自信と確信と信頼は持っている」
「ああ。俺達は伊達に十年も一緒に過ごしていねーんだぜ…?」
「その通りです。なのははそんなひどい人物ではありません」
「私はスズカを信じていますから…」
「呵呵呵。確かにな。だが仮にもそんな命令をされてもせめて道連れくらいは成し遂げてやるぞ? 伊達に英霊ではないからな」
五人とも『自害』という命令の不安という感情は一切ないらしくシホさん達を信頼しているようだ。
なんか、聞いていて胸が暖かくなってくるな。
「そうね。ネロ。これからも一緒に頑張っていきましょう」
「うむ!」
「信じているからね、ランサー」
「おう!」
「ファイターさん。信じてくれてありがとう」
「はい」
「ライダーもこれからも一緒に道を歩いていこう」
「はい、スズカ」
「ねぇ!? ちょっとアサシン! なんかアナタだけちょっと物騒なこと言わなかった!?」
「例えばの話だ。あまり気にするでないぞ、アリサよ」
マスターとサーヴァントの皆さんはそれぞれ言葉を交わして、アリサさんとアサシンさんは少し反応に困るけど、それでもお互いに信頼し合っている。
やっぱりいいなぁ。こういうのは少し憧れるね。
そんな事を思っていると少し離れたところでシャマル先生とリインさんがなにかをしている。
シャマル先生が子供サイズの服を取り出しているけどあれって…?
「はぁい。リインちゃんのお洋服」
「わぁ! シャマル、ありがとです!」
「え? リインさん、そのお洋服って…」
「はやてちゃんのちっちゃい頃のお下がりです」
「あ、いえ。そうではなく…」
「なんか普通の人のサイズだねって…」
エリオ君とキ
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