第五章 StrikerS編
第百二十五話 『出張任務(1) サーヴァントとの絆』
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合わせや偶然が重なって魔術師にもなれたんだよ。
そしてそのおかげで魔術儀式でしか呼び出せないランサー達サーヴァントをこの世に呼び出すことができたの」
「でも、ランサーさん達って過去に様々な功績を残した英雄の魂なんですよね?
そんなすごい人達をなのはさん達はどうやって呼び出せたんですか…?」
ティアさんがその件を聞く。
それにフェイトさんは曖昧な表情を浮かべて、
「うーん…それに関してはシホの方が詳しいかな?」
「やっぱりそこで私に話が回ってくるわけね。わかったわ。少し説明をするわね。
サーヴァントという英霊の魂は本来人の身ではそう簡単に呼び出せるものじゃないの。
でも、とある大魔術儀式で私達の右手に刻まれているこの令呪…」
そう言ってシホさんは右手を掲げる。
そこにはなにか刺青みたいな黒い紋様が手に刻まれていた。
「あたし達も持っているわよ?」
「うん」
それでアリサさん、すずかさん、なのはさん、フェイトさん、八神部隊長も右手を掲げる。
そこには全員紋様が形が違うけど刻まれていた。
「これが手に宿ったものと、とある大魔術儀式がセットで限定でサーヴァントを呼び出せるのよ。
たまにイレギュラーで令呪無しでも呼び出せる人もいるけどそれも希なことね」
「すみません、シホさん」
「なに、スバル…?」
「つまるところ令呪ってなんなんですか…?」
「スバル。あんたにしてはいい質問をするわね…」
「えへへ。ティアに褒められた〜」
「褒めていないわよ、バカスバル」
「ふふ。確かにいい質問ね、スバル。
つまり令呪は簡単に言うとサーヴァントを従わせるために必要な絶対命令権を3度だけ発動できる大切なものなの」
「絶対命令権…? その範囲ってどこまであるんですか?」
「そうね…? マスターが命じれば実現可能範囲の奇跡は起こせることが可能だわ。
例えば、必ずあの人物を倒せ!とか命令すれば力がその対象の倍以上に膨れ上がるわ。
でも、そんな命令だとデメリットもあって、その対象以外の敵が立ちはだかったら命令以外の戦いになっちゃうから命令対象外の敵と戦おうとすると令呪の効果が優先されて動きが逆に鈍ってしまうのよ」
「曖昧な命令だと効果が十全に発揮しにくいということですね?」
「そういうこと。それと他にももう絶対回避不可能な攻撃だったとしても、『必ず避けろ!』とか命令すればワープでもなんでも駆使して必ず避けて生還を果たしてくるわ」
「つまりサーヴァントの最後の切り札みたいなものだよ」
「そんな事が…」
「でも、逆に言うと令呪がある限りサーヴァントはマスターには逆らえない」
「どうしてですか…? 仮にも人間を超越した英霊なのに…」
「さっきの説明に追加だけど令呪はどんな命令でも出来るといったわね?
だ
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