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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第28話 キリトと5人のパーティ
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しい、と違和感を感じていた様だ。自分も以前は、この集団と何度もやり合っている。だからこそ、判るのだが、この相手は簡単に少なくなるような事は無い。
経験上、少なくとも今の倍以上は狩るか、もしくは、エリアの外にまで逃げる必要があるのだ。
「よかった! 畳み掛けるぞ!」
棍使いのリーダーがそう叫ぶと、皆が頷く。勿論、キリト支える、と買ってでたから、最後まで気を抜かず、サポートに徹していた。
剣技スキルも、上位のものを使用しないで、下位のものだけで、そして無事に ゴブリンの集団を撃破することが出来た。厳しい戦い、と言っていい戦いを制した彼らは、歓声を上げていた。
結構離れていたリュウキにまで、届く程だ。歓声を上げ、ハイタッチを繰り返していた。
それを、遠目で見ていたリュウキは微笑む。
その先に、キリトが戸惑いながらも、彼らと一緒にハイタッチをするキリトを見てだった。
「まぁ……アイツもあんな顔できるって事……だな。ソロは良い所もあるが悪い所もある、ハイリスクハイリターンだ。 ……仲間が出来るならそれに越した事は無い」
あのメンバーとキリトを見て、顔が緩むのが止められない。
いや、それだけでない事をリュウキは感じ取った。最初はそんな自分に戸惑った。あのメンバーを見ていて、芽生えそうになったからだ。
「羨ましく……思っているのか? オレは。あの雰囲気が……?」
リュウキの頭の中を過る。だが、それも直ぐにありえないとリュウキは一笑した。
「……そんなバカな、ある筈が無い」
これまでも、そしてこれからも、ソロである事を意識していたリュウキ。だから、そう思った感情を、気のせいだと一蹴したのだ。
そして、リュウキはその場を離れて行こうとしたその時。
「やっぱり、お前だったか……」
後ろから声が、聞こえてきた。
「……キリト」
リュウキが思うのは、勿論本当に、声をかけるのはいつも後ろからだな、と言う事。正面から声を掛けられた事など、身に覚えがない程だった。
「……今のは仕方ないだろ? お前が、ここから離れて言ってたんだから」
リュウキが考えている事をだいたい察したのか、先手を打つようにキリトがそう言った。因みにそれは、間違いではない。
「……それで? あのメンバーと共に行かなくて良いのか?」
リュウキは、とりあえずそれを聞いていた。まだ、迷宮区内だし、彼らの実力を知っている訳じゃないから、少し心配だったのだ。
「ああ、少し待ってもらっている。この場に知り合いが来ていたからちょっと話してくるって言ってな」
キリトはそう答えた。ちゃんと伝えているのであれば、もしも、何かあればこちら側に伝えに来るだろ
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