第五章 StrikerS編
第百二十四話 『故郷話、そして捜査の進展と』
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「それじゃ夜の訓練も終了ね」
「「「「「「おつかれさまでした!」」」」」」
そう言ってフォワードの六人はその場を後にしていく。
ヴィータが「ちゃんと寝ろよ!」というとなんとか返事が返ってくる。
「…しっかしなのは達も頑張るよな。朝から晩まで連中に付きっ切りだよな」
「そうね。私もだけどなのはは少し働き過ぎなところがあるわね」
「はいです。私達も同じ戦技教官の仲間なんですから頼ってください。なのはさん」
「うん」
「それともっと厳しくしねーでいいのか? あたしらが昔受けた新人教育なんて歩き方から挨拶までもうなんでもかんでも厳しく言われていたじゃんか?」
ヴィータの言うとおりね。
私も初めてまっとうな教育というものを受けたけど疲れるものだったから。
「戦技教導隊のコーチングってどこもだいたいこんな感じだよ」
「そうねぇ…」
「はい…」
「細かいことで叱ったり怒鳴りつけたりしている時間があるなら模擬戦で徹底的にきっちり打ちのめしてあげる方が教えられる方が学ぶことが多いって…教導隊ではよく言われているしね」
「確かに…私も模擬戦でよく叩きのめしているし」
「私もです」
「おっかねぇな…」
ヴィータが少し引いている。
ま、それはそうだろうね。
「私達がするのはまっさらな新人を教えて育てる教育じゃなくて、強くなりたいって意志と熱意を持った魔導師達に今よりハイレベルな戦闘技術を教えて導いていく。戦技教導だから」
「ま、なんにしても大変だよな。教官ってのは」
「でも、ヴィータちゃんもちゃんとできているよ」
そう言ってなのははヴィータの頭を撫でる。
「なのは! あたしの頭を撫でるな!」
「立派立派〜」
「微笑ましいですね」
「そうね」
「奏者よ。余も頑張っているから頭を撫でてくれ!」
「はいはい。わかったわ」
それでネロの頭を撫でると犬のように喜ぶ。
ああ、やっぱり癒しだ。
「シホもネロに甘いですね」
「ん? アルトリアも撫でてもらいたい?」
「いえ、私はいいですよ。シホ」
「そう、残念ね…」
そこにオリヴィエ陛下がやってきて、
「ですが、なのは。あなたも少し休んだほうがいいですよ? 体は一つしかないのですから無茶をしたら倒れてしまいます」
「うん。わかっているよ。オリヴィエさん」
それから隊舎まで歩いていく中で、ヴィータに話しかけられて、
「フォワードの連中は自分たちがどれだけ幸せか、気づくまでかなり時間がかかるだろうな」
「そうね…」
「自分勝手に戦っている時もいつでもなのはやシホ達に守られていて幸せに…。
あたしはスターズの副隊長だからな。なのはの事はあたしが守るんだ」
「そっか。でもなのはの前でも素直に言えたらいいわね」
「
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