第五章 StrikerS編
第百二十四話 『故郷話、そして捜査の進展と』
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ー、なるほど…って、なんでそんなものが!?」
「シャーリー。ここ、ここの部分を拡大して! なにか書いてある!」
「は、はい!」
そして拡大してもらうと、
「これ、名前ですかね?」
そこに書かれていた名前は…。
「ジェイル・スカリエッティ…」
「誰です? その人…」
「Dr.ジェイル・スカリエッティ。
ロストロギア関連事件を初めとする数え切れないくらいの罪状で超広域指名手配されている一級指定の次元犯罪者だよ」
「次元犯罪者…」
「ちょっと事情があってこの男は何年も前からずっと私が追っているんだ」
「そんな犯罪者がなんでこんなにわかり易い手がかりを残すんですかね?」
「本人だったら挑発。他人だったらミスリード狙い。
どっちにしても私やなのは、シホが関わっていることをきっと知っている。
だけど本当にスカリエッティだとしたらロストロギア技術を使ってガジェットを製作できるし、レリックを集めている理由も想像できる」
「理由…?」
「シャーリー。このデータを集めて隊舎に戻ろう。隊長達を集めて緊急会議をしたいんだ」
「はい。わかりました」
それでシャーリーにデータを全部まとめてもらう。
これでスカリエッティの事に少しでも近づければいいけど…。
◆◇―――――――――◇◆
はやてはナカジマ三佐達と食事をとっている時にフェイトからその連絡をもらい、
「わかった。すぐに戻るから対策会議をしようか。ちょうど捜査の手も借りられたところやから。うん。そんなら後で」
フェイトとの通信を切り、
「なにか進展ですか?」
「うーん…事件の犯人の手がかりがちょっとな。
というわけですみません、ナカジマ三佐。私はこれで失礼させていただきます」
それではやてが伝票を取ろうとするとナカジマ三佐に取られてしまった。
「そんなっ!?」
「さっさと行ってやんな。部下が待ってるんだろう? 勘定は俺持ちで払っといてやるよ」
「…はい! ギンガもまた私かフェイトちゃんから連絡するな」
「はい。お待ちしています」
それではやてはナカジマ親子に後を任せて店を出ていった。
…フェイト達も車の中で、
「Dr.スカリエッティでしたっけ? あの広域指名手配犯の。その人がレリックを集めている理由って例えばどんな?」
「あの男は、Dr.の名の通り生命操作とか生体改造に関して異常な情熱と技術を持っている。
そんな男がガジェットみたいな道具を大量に作り出してまで探し求めるからには………なにかとんでもない事を起こすかもしれない。それだけは言えるよ」
「そうですか…」
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
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