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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十四話  『故郷話、そして捜査の進展と』
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た子供の事を放っておけないそうです。
自分も優しくしてくれるあったかい手に救ってもらったからって…」
「そっか…」
「…僕達もシホさんがいうには昔の自分にかぶったって言っていました。
シホさんも昔に家族と過去の記憶とかごっそりと大火災で失ったって聞きましたから…」
「記憶も…?」
「はい。詳しくは教えてもらえなかったんですけど一度心が壊れてしまったらしいんです。でも養父の人に救ってもらったって…」

なんかやっぱり色々と抱えているんだね。
隊長達は。

「あの、ところで僕達もまだ聞いたことがないんですけどシホさんはどこの出身なんですか…?」
「ランとレンはまだ聞いたことがなかったんだね」
「はい。シホさんは過去の話はあまり話しませんから…」
「うん」

それで二人は少し寂しそうな表情をしていたのが印象に残った。
でも、シホさんの出身地か。どこなんだろう…?
でもシャーリーさんがそれを答えてくれた。

「シホさんはちょっと特殊かな…?」
「と、いいますと…?」
「みんな、平行世界っていうのを信じる…?」
「平行世界、ですか…? えっと次元世界とは意味合いが異なって似たような隣り合わせの世界みたいなものですか?」
「うん。近からず遠からずだね。
シホさんと、後ついでに士郎さんはね…そのまったく別の魔導が存在せず魔術というものが存在する異世界から来た所謂次元漂流者みたいなもの。
なんでも二人共自身の魔術の異常性の為に世界中から追われる羽目になって師匠さん達の手によってその世界からこの世界に逃げてきたんだって」
「そんな事が…」
「うん。それで詳しくは分からないんだけど、二人は一度離れ離れになって、それでシホさんは紆余曲折あってなのはさんの家の養子に。
士郎さんも色々な事情があってアインスさんと結ばれて八神家の家族になったっていう話なのよ」

シホさん達、世界から追われるほどの事があったんだ。

「追われる原因に関しては…?」
「うん。シホさんと士郎さんの魔術は“転送”魔術というもので様々な武器防具をどこにあるのか分からない武器庫から取り出せるというものでその武器一つ一つがチート臭い威力を発揮するらしいの。
ここ最近は使っていないらしいけど、もし本気で使ったら機動六課全員で挑んでもきっと敗北は必至かもしれないね」
「なのはさん達でもですか!?」
「うん。そもそもなのはさんに戦い方を一から叩き込んだのはレイジングハートさんやシホさんなんだよ?」
「「「「「「ええー!?」」」」」」

驚きだ。そんな裏話があっただなんて。
それならシホさんも教導隊に入るのも必至だったのかもしれない。



◆◇―――――――――◇◆



Side シホ・E・S・高町



…スバル
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