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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第29箱 「私は…貴様を信じている!」
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そう言うと…。
劉一の目から自然に涙がこぼれる…。
それは、歓喜の涙だ。
「ありがとう… 皆……。」
心のつっかえが取れた…
そんな感じだった。
「へへ! …でも何か逆に悪りーな。そんな事があったってのに、初め軽い気持ちで聞いてたよ……俺。」
善吉は頭をかきながらそう言っていた。
「いや… 聞いてくれて 良かったよ。話せて…良かった。この13年間、誰にも話してなかったからさ… 随分と軽くなった…そんな気がするよ。」
「そっか!そりゃー良かった!」
善吉も……とても良い笑顔だ。
あの時、となんら変わらない…笑顔だ。
初めて友達になってくれた……手を握ってくれたあの時と……。
「瞳先生にも…お母さんにも謝っておくよ。ちゃんと僕の口からね。」
「頼むぜ?お母さんも心配してたんだしよ? 劉一が見つかったって言っただけでかなり大騒ぎだったんだからな!」
「……うん。僕、ばっちり怒られてくるよ……
」
劉一も…笑顔で答えた。
「フフフ…」
そして…めだかちゃんも笑っていた。
この瞬間の生徒会室は…。
もう一つランクが上がった笑顔であふれかえっていた。
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