第1部
第1章
我らは生徒会!
[8]前話
「沢霧、そいつらだれだ?」
俺は沢霧に問う。
「お前そんな風に聞いていい相手じゃないぞ」
「は?」
「生徒会だから」
…お、おお。確かにあぶねえな。
「まぁ、お前はいいだろう。今から紹介しよう」
お願いしまーす
「んじゃあ、まずは…とりあえず私から」
絶対こいつ言いたいだけだな
「2−A、沢霧椿だ。生徒会長を務めている。」
全部知ってる。
「…えー、じゃあ次は副会長」
絶対恥ずかしくなったなこいつ。
ともあれ、副会長はどいつだ?
「はいっ★黄波ひかる(こなみ)2−C所属の副会長ですっ!!」
…っるせぇ。うるせー!!!!!なんだこのチャラチャラ女は!
ほんとに副会長か、その格好!!
アクセサリーはいっぱいつけてるし、制服もシャツじゃなくてTシャツだし…
髪の毛は金髪!
「金髪には夢と希望が詰まってるんだとさ」
沢霧はあきれたように言う。絶対こいつ金髪興味ねえな。
「ついでに言うと、水原とは気が合わなさそうだな」
俺は確かにこういううるさいやつは嫌いだ。
「でも、書記のやつは別にいいと思うぞ、ほら自己紹介しろ」
沢霧は一人の少女に声をかける
「…花園ルル(はなぞの)、2−A、書記」
低めの声だ。
うんっと…
怖い。怖い怖い怖い。
目つき、怖い。
見た目が怖い。
銀髪、メッシュ、ボーダーソックス、マスク、上の服は黄波もだったがパーカー。
不良…ですかね。
「はっはははははwwwwwなにビビってんだwwあほかwww」
豪快に笑う沢霧。品性がない。
「こいつ、学園長の孫娘だぜ?w」
ああああ!確かに名字、花園…つまり学園名!
すげぇ!
「てことは相当頭いいんだな!」
俺がそう言った瞬間、ピクリとみんなが反応する
「え…?どうした?」
「水原…残念だがな」
「あのねぇ〜ルルちゃんねぇ〜…」
「「かなりの馬鹿なの」」
黄波と沢霧が声をそろえて言う。
「は?馬鹿って、そりゃ沢霧からするとそうかもしれねーけど」
「いや、学年最下位だけど」
「ていうか、私のほうが君より頭いいよ??」
沢霧と黄波の言葉が俺を突き刺す。
what?
学年最下位?つか俺、あの馬鹿そうな黄波にも負けてんの?
「なんかすげえ失礼だな」
「うちのせいかな」
ルルが言う
「「いや、それはない」」
沢霧と黄波も言う
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