暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第12話 魔人の復讐は失敗するようです
[8/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


・・・なぜ、『アトロポスの剣』を何度も使えるかと言うと、

『形態付加』でアーカードの力を、俺自身ではなく、

『アトロポスの剣』に付加したからだ。


これにより、『アトロポスの剣』は、アーカードの魂約340万と

同じ数使える様になった。

しかも、先程倒した天使達や、過去倒した賞金稼ぎの魂も喰っているので、

合計した魂の数は、1000万を超える!!!


「ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ………。」


戦闘開始してからの奴は、詠唱とは別に、何か言っている。

――不味いな。『答えを出す者』によると、奴の武器の能力は『概念を殺す事』。

つまり、奴に俺の『アトロポスの剣』が何をしているか分かられると、

アトロポスの力を相打ちにされてしまうのだ。まぁ、良くて相殺、なのだが。


「『ノルニルの旋律(うた)』起動』」


それでも俺は、その前に決着を着ける為、『死天使』の能力をつかう。

これは、『未来を見る力』。だが、見えるのは自分以外の事象なので、

あくまで戦闘用だ。(詳しくは違うが。)

高速戦闘では、『答えを出す者』よりこちらの方が都合が良い!!


「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


俺は叫び、魔法を連発しているカタルシスに突っ込んで行き、


「『カタルシスの存在、消去』ッッ!!!!」


『アトロポスの剣』を、振り下ろす!!


「チッ!『魔人の剣』を殺しなさい『死神の鎌』(デスサイズ))!!!」


カタルシスも『死神の鎌』の能力を解放し俺の剣を受けるが、どちらもなにも起きない。


「どうやら、貴方の剣も、私の剣と同じ様ですね!?」

「一緒にするんじゃねえよ!!『敵対天使の≪(つるぎ)≫消去』!!!」

「ならば、『槍になりなさい』!!」


と、短剣を槍に変えて受けようとするが・・・・・


「無駄だ!!!」

「な、ガハぁああああ!!!」


『死神の鎌』を消し去った『アトロポスの剣』は、そのままカタルシスを叩き切る。


「グブッ!な、なぜ、ですか…?

貴方が消そうとしたのは『剣』では無いのですか……?」


口と体から血を噴き出しながらカタルシスが聞いてくる。


「冥土の土産だ、教えてやる。

俺が消したのは『剣』じゃなく、お前の『攻撃方法』だ。

ついでに言うなら俺が消していたのは、そのモノの『因果』だ。」

「フ、フフフ、ガハ!!ゲフ!?ガハ、ガハ!!

フフフフフ、なんと出鱈目な。私では手も足も出ないのは当然ですか……。

では…、ああ、そうだ。もう一つ、よろしいでしょうか…?」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ