第12話 魔人の復讐は失敗するようです
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・・・なぜ、『アトロポスの剣』を何度も使えるかと言うと、
『形態付加』でアーカードの力を、俺自身ではなく、
『アトロポスの剣』に付加したからだ。
これにより、『アトロポスの剣』は、アーカードの魂約340万と
同じ数使える様になった。
しかも、先程倒した天使達や、過去倒した賞金稼ぎの魂も喰っているので、
合計した魂の数は、1000万を超える!!!
「ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ………。」
戦闘開始してからの奴は、詠唱とは別に、何か言っている。
――不味いな。『答えを出す者』によると、奴の武器の能力は『概念を殺す事』。
つまり、奴に俺の『アトロポスの剣』が何をしているか分かられると、
アトロポスの力を相打ちにされてしまうのだ。まぁ、良くて相殺、なのだが。
「『ノルニルの旋律』起動』」
それでも俺は、その前に決着を着ける為、『死天使』の能力をつかう。
これは、『未来を見る力』。だが、見えるのは自分以外の事象なので、
あくまで戦闘用だ。(詳しくは違うが。)
高速戦闘では、『答えを出す者』よりこちらの方が都合が良い!!
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
俺は叫び、魔法を連発しているカタルシスに突っ込んで行き、
「『カタルシスの存在、消去』ッッ!!!!」
『アトロポスの剣』を、振り下ろす!!
「チッ!『魔人の剣』を殺しなさい『死神の鎌』!!!」
カタルシスも『死神の鎌』の能力を解放し俺の剣を受けるが、どちらもなにも起きない。
「どうやら、貴方の剣も、私の剣と同じ様ですね!?」
「一緒にするんじゃねえよ!!『敵対天使の≪剣≫消去』!!!」
「ならば、『槍になりなさい』!!」
と、短剣を槍に変えて受けようとするが・・・・・
「無駄だ!!!」
「な、ガハぁああああ!!!」
『死神の鎌』を消し去った『アトロポスの剣』は、そのままカタルシスを叩き切る。
「グブッ!な、なぜ、ですか…?
貴方が消そうとしたのは『剣』では無いのですか……?」
口と体から血を噴き出しながらカタルシスが聞いてくる。
「冥土の土産だ、教えてやる。
俺が消したのは『剣』じゃなく、お前の『攻撃方法』だ。
ついでに言うなら俺が消していたのは、そのモノの『因果』だ。」
「フ、フフフ、ガハ!!ゲフ!?ガハ、ガハ!!
フフフフフ、なんと出鱈目な。私では手も足も出ないのは当然ですか……。
では…、ああ、そうだ。もう一つ、よろしいでしょうか…?」
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