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少年は魔人になるようです
第12話 魔人の復讐は失敗するようです
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「引き受けた。」「任せてよ。」「ガッハッハ!一丁、暴れるか!!」

「…しょうがないね。」「参ります!!」「いっくよぉーー!!」


と、全く統一性が無い返事をしながらも、既に陣を組んで俺を囲む前衛陣。

(・・・・こいつ等は、居ても『問題無し』、か。いや、一人だけアウトか。)

俺は、『答えを出す者』でとある答えを出す。


「『対象:『黒髪橙眼(グレゴリアス)』『青髪金眼(アルトクラン)』『金髪金眼(ダルタニアン)

緑髪藍眼(エクリウル)』『桃髪桃眼(プルネウラ)』結晶内へ封印』」


対象にした者の足元から、封印用の闇色の結晶が生成され、飲みこんで行く。

これは、創造で創り上げた『絶対捕縛封印の棺』。

地獄で生成される闇結晶に、『対象を封印する結果を持つ』を『付加』したモノ。

これから逃げられるのは『因果を超える速さを持っている』か、

『封印される結果を破壊する』事だけ。


「「「「な?!」」」」「ほぇ?」


全員(?)が驚きの声を上げるが、次の瞬間には結晶に取り込まれていた。

残っているのは後衛3人と、『カタルシス』と呼ばれた男。

深紫の髪で前髪が胸まであり、髪の切れ目からは、髪と同じ色の目が見える。

そして、手には鈍く光る、全てが黒い短剣。


「これはこれは驚いた。まさか『神』の称号を持つ者達に、

逃げる間すら与えず封印してしまうとは。しかも、此処は『封印地獄』の様ですね。

人間が地獄を創れる程の力を持つなど、本来あり得ないのですが……。

―――ああ、そうか、そうですか。

貴方は『創造主神』の力を頂いたのですね?違いますか?」


と、学者然とした『神』が言う。

ああ、やっぱりだ。こいつが『一番面倒な相手』だ。


「よく分かったな、天使。

序に言ってやるなら、俺と契約した天使はノワール……

お前達が言う所の、『元大天使長ルシファー』だよ。」


俺の言葉に他の『神』は最早驚きの声すら上げれない。

が、こいつだけは、この『神』だけは、嬉しそうに手を叩きながら叫んでいる。


「ヒ、ヒャハハハハハハハハハハハ!!凄い!凄いですよ貴方は!!

あの、伝説の大天使長と契約し、主神の力をも手に入れたというのですか!?

ならば貴方は、伝承でしかなかった『魔人』なのですね!?

素晴らしい!!素晴らしいですよ!!!

ああ、これで私の目的に一歩近づける!!!」


『答えを出す者』で、こいつの目的とやらを導き出す。

――――っと。これはこれは・・・やっぱりこいつは、俺の目的に必要な存在だな。


「ほう?『お前が創造主神の座に座
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