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少年は魔人になるようです
第12話 魔人の復讐は失敗するようです
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、人間!!天使に勝ったからと言って

良い気になるでないぞ!!天界の最高戦力は我等『神』じゃ!!!!」


ガシャガシャガシャ!!と武器を構える『神』達。


「―――そうか。悪いが、俺が復讐したいのは爺と幼女だけだ。

他は用が無いから無力化させて貰う。が、一つ良いかね?」

「この期に及んで、何を聞くと言うのですか、人間。」


と、弓を構えた碧髪の女性が答える。・・・惜しいなぁ。

ギリギリ熟女の域なんだよなぁ。っと、違う違う。


「『神』って12人じゃなかったのか?一人足りない様だが大丈夫か?」

―――コッコッコッ

「―――それは私の事ですか、人間よ。」


と、奥から歩く音と共に、女性が現れる。

薄褐色の肌と黄金の瞳、桜色の唇。

炎を思わせるような、軽くウェーブしたロングの髪と、鎧。

そして手には、炎の紋様が刻まれた大剣を持っている。

と、その女性を見たノワールが、愕然とした表情で呟く。


「ミカ、エル………。あなた、なの……………?」


ノワールの言葉に、『ミカエル』と呼ばれた女性が、一瞬眼を閉じ、答える。


「その通りです。お久しぶりです、ルシフェル様。4000年ぶり、でしょうか。」


ミカエルの言葉に震えているノワールに、俺は聞く。


「ノワール。知り合いか?」

「…………かつて、私が…、大天使長だった頃の、私の副官よ。

そして、私が投獄される時に、最後まで……私を、信じていてくれた子よ。」


ああ、成程。そう言う事か。


「……ねぇ、シュウ。わ、私……、その……。」


こればっかりは、しょうがないよなぁ・・・・・・。


「はぁ。…30分だ。それでケリを着けろ。和解するにしろ、殺すにしろ、な。」

「…ありがとう、愁磨。…待っててね。」


お礼を言いながら、ノワールは、服の裾をちんまりと掴んで来る。

・・・・やめろッッ?!俺のシリアスが飛んでしまう・・・・

いや、待て、ノワール萌えぇぇぇぇ!!!と、

シリアス、どっちが大切だ?決まっている!!

ギュッ。

「言っておくが、死ぬ事だけは許さんからな……。」

「ええ、分かっているわ。………んッ…。」

「…ん、ふ……。……言って来い、頑張れ。そして帰って来い、ノワール。」


―――シリアスに決まってんだろ?今は、な。


「…Yes、mymaster.そっちこそ、頑張ってね。」

「ああ。『非対象者選択:≪ノワール≫≪ミカエル≫』


広がれ、(Распространение,)『うんめいのうつくしきせかい』(Судьба красивые ад)


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