第12話 魔人の復讐は失敗するようです
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げる。
そして―――
「うーん、やっぱ、流石に多すぎるな。ノワール。殲滅するから下がってろ。」
人間が、ごく軽く言った。
Side out
Side 愁磨
最初は俺達が無双して、逃げだす奴は粗方逃がそうと思っていたのだが、
存外、こいつ等はしぶとかった。
ならば、遠慮しているだけ時間の無駄だ。
「うーん、やっぱ、流石に多すぎるな。ノワール。殲滅するから下がってろ。」
俺はノワールを下がらせ、巻き込まれない様促す。
「『形態付加:≪救世主の盾≫』!行くぜ!!」
俺は空中へと舞い上がり、呪文を唱える。
「悔い改めよ不浄の大地!!罷り通るは大天使の光輪!!」
俺の周りに四つの球が現れ四方に飛び、光で繋がり、輪の形になる。
「光あれ!!幸あれ!!裁きあれ!!」
輪が回転し球状になり、それを中心に、十字型に光球が四つ現れる。
「昇天!!『大天舞讃歌』!!!!」
ドッギャアアアァァァァアアアアアァァアアアアアァァァアア!!!
球から無数の光の柱が落ち、天使達を閉じ込め、内部で蒸発させる。
が、それでもまだ半分以上生き残っている。
「まだまだぁぁぁ!!!≪『救世ノススメ』稼働≫!!来い、雷帝!!!」
俺は、十三騎士の一人の力を借りる。
しかし、その借り物の力は―――、救世主の力は、雷帝を遙かに上回る。
背に現れた金髪、金色の神衣を着た仮面の男性、雷帝から声がかかる。
≪一度だけ、我の力を貸そう。紛い物とは言え、救世の力を持つ少年よ。≫
雷球が現れ、手を翳すと、中から雷が十字に溢れだし、力が高まって行く、
キィィィィィィィィィィィと風切り音が鳴り、
ドン!!
手の中の雷球が広がり、中心の球に俺達が取り込まれる。
「≪天をも貫く我らの雷!!!!≫」
俺は力を放つ様に、手を]字に振り下ろす!!!
「≪『聖逆十字反天雷烈波』!!!≫」
ドン!!!!!ォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオ!!!
直径10mの雷光が、残っていた天使達を一掃するように放たれ、
光線に当たらなかった者は、迸った余波の雷で焼き付き、絶命した。
そして俺は、残っている11人に向け、言い放つ。
「後はお前らだけだぜ、『神様』!!尻尾巻いて逃げんなら今だけだぜ?」
と、あの爺、クルセウスが前に出て来た。
「余程驕りが過ぎる様じゃな
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