第六話 俺、元教皇と話します
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・・・・聖闘士は、ある本の物語で書かれているんだ」
「本の・・・・物語で?」
「そうだ。時代系列が古い物語では、シオンが経験した前聖戦の事が書かれている」
「なんですって!?」
「もし間違いがなければ・・・・・・前聖戦でハーデスの依代となった少年の名はアローン。当時のアテナはサーシャという名の少女。そして、常にアテナの側に居た、当時の天馬星座の聖闘士の名は・・・・テンマ」
「ッ!?・・・・・・その通りです。アローン、サーシャ、そしてテンマ・・・・・懐かしい名だ。だがこの名を知ってるのは、最早私と童虎のみのはず・・・・・では・・・」
「そう。俺は元居た世界で、その本を読んでいた。そしてその本には、この時代の出来事や、これから起きる事も書かれているんだ」
「では、私たち聖闘士の事も、サガが私を殺す事も、アテナが暗殺されそうになった事も・・・・・」
「あぁ、全て知っていた。だが、知っていただけで、実際それが起きた事を知ったのは、本当についさっきだったんだ・・・・・」
アテナ生誕の時や、シオンが殺されてる時は、丁度地獄界を見て回っていた時だったからな・・・・
「・・・・そう・・・ですか。・・・貴方は先程、これから起きる事も書かれていると言いましたが、一体何が起こるんですか?
「そうだな・・・・色々とあるが、強いて言うなら海王ポセイドンとの聖戦か・・・」
「なッ!? 海王ポセイドンとの聖戦がこの時代で!? 一体何故・・・」
「その話をする前に、一つ聞きたい事があるんだが?」
「・・・なんですか?」
「最近、スニオン岬の岩牢に誰か行かなかったか?」
「スニオン岬の岩牢・・・ですか? どうだったか・・・・・いや、確か私が殺される前にサガがあの近くに居たような・・・・・それが何か?」
となるとスニオン岬の岩牢には既にカノンが入ってる状態か・・・・・
「・・・・・実はスニオン岬の岩牢の奥には、"ある物"があるんだ」
「ある物?」
「封印された、ポセイドンの三叉の鉾」
「なんですって!? ではポセイドンがこの時代に目覚めるのは、まさかサガが・・・・」
「いや、サガじゃないよ。シオンは、サガに双子の弟が居る事は知ってる?」
「それは・・・・・カノンの事ですか?」
「知っていたのか?」
「あったことないが、名だけは知っていました」
「そうか、なら話が早い。サガが何故、スニオン岬の岩牢に行ってたかというと、弟のカノンを幽閉するためなんだ」
「幽閉? 何故ですか?」
「カノンは、アテナとシオンの暗殺をサガに唆して、彼の怒りを買ったんだ」
「サガ
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