第五話 俺、現牡羊座の師と金色の死神の姉に出会う
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きた・・・・・・ナデポってこんな幼女でも効くのか・・・・?
「ねぇねぇお兄さん、あそこのお爺さんは?」
アッ! シオンのことをすっかり忘れていた・・・・
「あの人かい? あの人は・・・・・おいヒュプノス何時まで固まってるつもりだ」
さっきからずっと固まっていたヒュプノスにデコピンをしてやった
「イタッ!?・・・・・何するんですか零士・・・・ハーデス様?」
おい!? 今思っきし俺の名前を言ったよな!?
「れいじ?」
ほらアリシアが反応した・・・・
「アリシアは気にしなくても・・・・・」
「それもお兄さんの名前なの?」
「・・・・・・・・」
目をキラキラしながら俺に聞いてきた。この頃の小さい子供は好奇心の塊だから何でも知りたいんだよね・・・・・・。特にアリシアは・・・・・・
《ヒュプノスのバカ、アリシアが俺の零士って名前のこと聞いてきたじゃないか》
《すみません、つい癖で・・・・》
《ハァ〜〜、しょうがない教えておこうかな俺のこと・・・・》
《エッ!、教えるんですか零士様!?》
《全部本当のことを教える訳じゃないよ。所々嘘を込めた俺のことを教えるのさ。流石に俺が転生して神様になったって言ったら色々まずいだろう?》
《ですが・・・・・分かりました。私とタナトスのことは?》
《そこもなんとかするよ》
取り敢えずヒュプノスとタナトスのことも一緒に説明するか
「そうだよアリシア。俺の名前はハーデスだがもう一つ名前を持ってる・・・それが零士って名前なんだ」
「へぇ〜そうなんだ。・・・・あれ? お父さんはそんなこと言ってなかったよ?」
「それはそうさ。君のお父さんが知ってるのは、多分"この世界に居た本来のハーデス"のことだよ」
「本来のハーデス? それはどういうこと?」
「俺は・・・・"別の世界から来たハーデス"だからだよ」
ここで俺は嘘を言った・・・・。だがこれは真実でもある。本当に俺は"転生してハーデスになってしまった"が、別の世界・・・・つまり俺が元居た前世の世界からこの世界にやって来たから・・・・・間違えではない。アリシアには悪いが、ここからは嘘と真実を混ぜた話だ
「別の世界・・・・?。それはかんり世界みたいな世界から?」
「いいや、俺はアリシアが言う管理世界とかそんな世界から来た訳じゃない・・・・・。俺は・・・俺達はもっと遠い世界からここへ来たんだ」
「俺"たち"?。たちって、お兄さんと一緒に誰かが来たの?」
「あぁ。それはそこに居るヒュプノスと、今使いに行ってるタナトスが俺と一緒にここに来たんだ」
本当はヒュプノスと
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