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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第29話:意気消沈
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フさんの存在は絶対に必要で、ここで決別をしたら船を造る為に大金をかけた意味が無くなるんです。
それが解っているから、冷たい目で言い捨ててくるウルフさんに謝るしか出来ない……
怖いんですこの人。

トルネコSIDE END



(ミントス)
ウルフSIDE

ちょっと言いすぎたかな……?
本音を言えば、船を入手(借用も含む)するアテがある訳じゃないし、ここで船を手放すのは面倒極まりないのだけど……
弱みを見せちゃ拙いと思い、強く出てみました。師匠がそうだしね!

でも、トルネコさん(水夫等も含め)が腰の低い態度で接してくるのは助かる。
ギブ・アンド・テイクなので俺も高圧的な態度には出ませんけど、職人堅気な水夫等は放っておくと偉そうになるので、このままで良いと思う。

さて……
ミントスという町に辿り着き、ひとまずはリュカさんの痕跡を捜そうと人々に話を聞く。
ホフマンさんとトルネコさんは商売人同士、商売の神様と呼ばれるヒルタンさんに会いに行ってしまった。
別に居ても居なくてもどうでも良いから良いんだけどね。

暫く町中を徘徊すると、トルネコさんと再会する……
なんでもヒルタンさんが持っていると言われた宝の地図は、既に他人の手に渡ってしまったらしい。
しかも極最近に。

本当に存在した事にも驚きだったが、もっと驚いたのは譲り受けた人物の事だ。
ヒルタンさんが町の中央の青空教室で商売学(経営学?)の抗議を行っていると、受講者の若い女性をナンパする紫のターバンを巻いた男が現れたそうだ。

授業の邪魔をされ少しムッとしたヒルタンさんは、今までに何人もの者が宝の地図を欲して、それらの者を試す為に出し続けてきた問題を、そのナンパ男にぶつけたそうだ。
するとナンパ男はアッサリクリアしたという……

気に入ったヒルタンさんは、惜しげもなくナンパ男に地図を渡し、青空教室から追い出したそうな……
コレって間違いなくヤツだよね!?
こんな男は他に居ないよね!?

「で、そのナンパ男は今何処に居るんです!?」
絶対的な確信を持った俺は、トルネコさんに迫り居場所を聞き出す。
これで冒険が楽になるぞ……もしくは大変に!

「さ、さぁ……宝の地図が手に入らないのなら興味はありませんし……」
「使えねーデブだな! それ100%リューラ達の父親だぞ!」
うん。酷い事を言った自覚はある……

「ど、どんな父親ですか……」
「どんなって……腹違いの娘を沢山生ませる男だよ」
彼と話してても埒が明かないと思い、巨漢を押し退けてヒルタンさんの下へ急ぐ俺。

町中央の青空教室では、ホフマンさんが教壇の爺さんと会話する姿が……あの爺さんがヒルタンさんか?
「ちょっと退いてホフマンさん! 貴方がヒルタンさんです
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