プロローグU 転生トラックですか
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そこは草原だった。それはまるで緑色のカーペットのようだった。
空は、漆黒に包まれていて数多の星が輝いていた。
しかし、空に浮かぶ二つの月が、ここが、普通の場所ではないことを教えてくれる。
そんな場所に彼はいた。
彼の名前は『篠宮四季』
これから始まる物語の【主人公である・・・。
サイド:四季
「う、ん?・・・あれ?なんだここ?」
起きたらそこは草原だった。
いや、おかしなことをいっているのはわかっているが、事実周り一面が緑色の草原が広がっているのだから仕方ない。
「・・・・・・。」
とりあえず空を見上げる。
どうやら今は夜のようだ。
一面の星空が、とても美しく見えた。空気がきれいなせいか都会では絶対に見れないような星の数だ。
「は・・・?」
そこで見つけた。
それは月。それはまあいい。
いつもよりきれいに見えるのはまあいい。空気がきれいな証拠だろう。
だが、
「月が二つ?・・・」
そう、月が二つ(・・・)あるのだ。月は一つしか見えないはず(・・・)なのに・・・・
「ここはいったい・・・?」
そういえば、なんで俺はここにいるんだ。
俺は確か・・・・・・
「っ!?」
そこで俺は思い出してしまった。
迫りくるトラック。
体に走る衝撃。
辺りに広がる悲鳴。
冷たくなっていく体。
そう俺は、
「俺は死んだはず?」
『その通りじゃ』
「っ!?!」
急に聞こえた声に、俺は急いで身構える。辺りを見回すが、人っ子一人見つからない。
「誰だ!どこにいる!?」
『おお、すまんすまん。驚かせてしまったようじゃな?とりあえず上を見てみなさい。」
「上・・・・・・?」
俺はとりあえず、その声にしたがい上に首をむけると、
「ほっほーーーー!!」
「うおお!?!」
突然白髪の老人が現れた。
土の中から。
「ふぉふぉふぉ。いいりあくしょんをするの、お主。気に入ったぞ。」
「な、なんで土の中から現れてんだよ。」
わざわざ上をむけなんっていってさ?
「いやあ、神仲間のタバネちゃんが、この方法で、悪戯した話しを聞いての?つい真似したくなっちゃんじゃよ。」
「じゃよじゃねえよくそじじい。」
なんて迷惑なやつらなんだ。そのタバネってやつもろくなやつじゃねんだろうな。
・・・・・・ん?
あれ、いまこいつ。
「なあじいさん。」
「なんじゃ
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