暁 〜小説投稿サイト〜
ラドゥの更新停止作品&短編作品集
プロローグU 転生トラックですか
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
そこは草原だった。それはまるで緑色のカーペットのようだった。

空は、漆黒に包まれていて数多の星が輝いていた。

しかし、空に浮かぶ二つの月が、ここが、普通の場所ではないことを教えてくれる。

そんな場所に彼はいた。

彼の名前は『篠宮四季』

これから始まる物語の【主人公である・・・。
















サイド:四季

「う、ん?・・・あれ?なんだここ?」

起きたらそこは草原だった。

いや、おかしなことをいっているのはわかっているが、事実周り一面が緑色の草原が広がっているのだから仕方ない。

「・・・・・・。」

とりあえず空を見上げる。

どうやら今は夜のようだ。

一面の星空が、とても美しく見えた。空気がきれいなせいか都会では絶対に見れないような星の数だ。

「は・・・?」

そこで見つけた。

それは月。それはまあいい。

いつもよりきれいに見えるのはまあいい。空気がきれいな証拠だろう。

だが、

「月が二つ?・・・」

そう、月が二つ(・・・)あるのだ。月は一つしか見えないはず(・・・)なのに・・・・

「ここはいったい・・・?」

そういえば、なんで俺はここにいるんだ。

俺は確か・・・・・・

「っ!?」

そこで俺は思い出してしまった。

迫りくるトラック。

体に走る衝撃。

辺りに広がる悲鳴。

冷たくなっていく体。

そう俺は、















「俺は死んだはず?」

『その通りじゃ』

「っ!?!」

急に聞こえた声に、俺は急いで身構える。辺りを見回すが、人っ子一人見つからない。

「誰だ!どこにいる!?」

『おお、すまんすまん。驚かせてしまったようじゃな?とりあえず上を見てみなさい。」

「上・・・・・・?」

俺はとりあえず、その声にしたがい上に首をむけると、

「ほっほーーーー!!」

「うおお!?!」

突然白髪の老人が現れた。













土の中から。

「ふぉふぉふぉ。いいりあくしょんをするの、お主。気に入ったぞ。」

「な、なんで土の中から現れてんだよ。」

わざわざ上をむけなんっていってさ?

「いやあ、神仲間のタバネちゃんが、この方法で、悪戯した話しを聞いての?つい真似したくなっちゃんじゃよ。」

「じゃよじゃねえよくそじじい。」

なんて迷惑なやつらなんだ。そのタバネってやつもろくなやつじゃねんだろうな。

・・・・・・ん?

あれ、いまこいつ。

「なあじいさん。」

「なんじゃ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ