プロローグU 転生トラックですか
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、ちなみにわしの名前はダンビルドアじゃ。ビルと呼んでくれい。」
「なにそのホグワーツ校長の紛い者みたいな名前!?確かにそれっぽい格好をしてるけども!しかも略称微妙だし。って俺が聞きたいのはそうじゃねえよ!?さっきあんたなんつった?」
「なんのことじゃ?」
ダンブルドアもどき、ビルは首を傾げる。爺がその仕草をやってもかわいくもなんともないんだが。
「あんた、さっき『神仲間』っていったが、じゃああんたまさか。」
「おお、そういうことかの。」
ビルは手のひらに拳をポンと乗せる仕草をする。・・・それは古くないか?
「お主の察するとおり、わしの名前は、ガイア=ダンビルドア。俗にいう
神様じゃよ。」
そうして俺は神に出会った・・・・・・
「ここは『狭間の世界』。わしら、神が住まう【天上界】と、君らが住まう【人間界】。その間にある世界じゃ。ここには主に、死んだあとに転生するものを招待しておる。」
ビルは自分の髭をなでながら、この世界のことについて話す。まあ聞きたいことはいろいろあるがとりあえず、
「ここにいるってことは、俺は転生するってことか?」
「そうじゃ。」
俺の疑問に期待通りの答えを返してくれた。そうか、そうかそうか。どうやら俺は望み通り第二の人生を送れるようだ。
その喜びをかみしめていると、ふと疑問が浮かび上がった。それは、
「なあ、なんで俺は転生できることになったんだ?」
そう、俺が転生することになった理由がわからない。テンプレは、神様がミスしてとか、神様が暇つぶしに殺してとか、そんな感じだが、いったい・・・?
俺の疑問にダンはにっこりと笑みを浮かべて答える。
「簡単じゃよ。お主最後の願いを覚えているかの?」
「最後の願い?」
確か俺が最後に思ったのは、
ーーーやり直すチャンスがほしいーーー
まさかっ!?
「あんたは、俺の願いを叶えてくれるために、俺をここに呼んだのか?・・・」
だとしたら、なんとこの人は慈悲深いのか。
おれの問いにダンは好々爺前とした笑みを浮かべる。
「それはの?
全く関係ないの。」
「関係ねえのかよ!?!」
思わず突っ込んじまった俺は悪くないはずだ。
「お主が轢かれたトラックがあるじゃろ?」
憤ってる俺をスルーして、ダンは話しを続ける。この爺っ、干物にしてやろうか(怒
俺は怒りをおさえてダンの問いに答える。
「・・・ああ、それがどうした?」
「まあ、そう怒るでない。そのトラックは
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