暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
予選開始
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「そうだそうだ!早くこいつを片付けようぜ!!」

 そう叫んでからまず一人がゲツガに突っ込んで来る。それをかわす。今度は、もう一人の方が突っ込んで来る。それをかわそうとすると後ろから腕を掴まれる。

 後ろを見るとさっきほどのプレイヤーが腕を掴んでいた。

「これで避けられんだろ」

「別に避けなくても防ぐ方法なんてあるだろ」

「は?」

 意味がわからないと言う風に声を上げるレスラーA。腕を掴んでいたレスラーAをそのまま倒れる勢いで突っ込んできているレスラーBへと巴投げで投げ飛ばした。

「はぁぁ!?」」

 それに驚きながら投げ飛ばされたレスラーAはそのままレスラーBと衝突する。二人はこんがらがりながらその場で倒れる。そこに近づいて踵落としを二人の顔面に一撃決めるとレスラーのプレイヤーは灰色になり、動かなくなった。

 それを見ていたプレイヤーたちは一瞬動きを鈍らせる。しかし、それでも突撃を止めない一人のプレイヤーがいた。

「はぁ!!」

 顔面を殴りかかってくる。しかも、速い。ゲツガは構えてその拳を自分の掌で払い落とす。その後追撃に蹴りを入れてくるが、それは受け止める。しかし、蹴りの威力が高かったためほんの少しHPが減る。

「まだまだ!!」

 そして、プレイヤーは地面に腕を突いて回転するように足を振り回す。この動きからするとカポエイラだろう。すぐに蹴りの範囲から離れて攻撃をかわす。

「さすがは、一日で名を轟かせるプレイヤー!やるじゃん!!」

「たった、三回の攻撃を放ってそれを受け止めたり避けたりしただけでわかるのか?」

「大体、予想は付く。そして、お前は俺には勝てないことも分かったぜ!これで終わらせてやる!!」

 そう叫んで突っ込んで来る。まずは蹴りで鳩尾を狙ってくる。それをかわすがそのまま地面についている足を軸にしてそのままゲツガのいるほうに薙いでくる。それを足の上に手を置いて跳んで避ける。しかし、それでもカポエイラのプレイヤーの攻撃は終わらない。

 薙いだ足を素早く地面につけるとまだ空中にいるゲツガに向かって下から蹴りを入れてい来る。

「おらぁ!」

 しかし、ゲツガはその攻撃を慌てもせずに落ち着いて対処する。すぐに足を体を捻って交わすとそのまま手刀を振り下ろす。それをガードしようとするがそのガードした腕が折れるような音がするとそのまま頭部にめり込んだ。そのまま手を頭に置き、そのまま顔面に膝蹴りを決める。そしてHPは止まることを知らずにそのまま空にした。

「ガ……ハッ……」

「誰がお前に勝てないって?」

 ゲツガは静かにそういった。

「勝てると予想するならもっと注意深く観察しろよ。大体、確実に当たると思ってるんじゃねえ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ