第一部
縮まる距離。
甘ーい日。喧嘩。
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エース「ここで一泊するか」
今は夜。
エースが自分の能力であたし達をここまで運んでくれたおかげで
奇妙な街に辿りついたけど夜って事にもかなり意味分かんないけど・・・
リノ「この街・・・何か出そう」
エース「そこまで心配するこったぁねーよ」
先に陸に上がったエースがあたしの手を掴んで陸に着陸すると、
頭の上にあったテンガロンハット帽をエースの頭の上に乗せると暗い道を歩きながら
あたし達は手を繋いだ。
マール『何かリノのこんな光景見てると夢だと思いそうだわ』
リノ「夢じゃないんだなこれが♪」
エース「何て言ってんだ?」
リノ「あたしの姿を見てると夢って思いそうなんだって」
エース「へ〜レオンたちもそんな事を思ったりするんだなぁ」
リノ「小さい頃から男とだけは一緒にいたくなかったあたしだしね〜」
レオンとマールが呆れた顔をしてあたし達を見上げた。
街中に入ると酒場から聞こえる声と、冷たい視線にあたし達は気にしなかった
強いて言うならば気にする事っつったら・・・
「おい・・・アイツ、火拳のエースじゃねえか!?」
「ホントだ・・・何でアイツが・・・」
「ていうか隣の女は・・・?」
「まさかの・・・恋人か?!」
・・・・・・・何でここには蛆虫しかいねェーんだよ??!
女はどこだ!!女は何処だ!?
何で来る島来る島に女の姿は無いの!?
本当可笑しいでしょちょっと!!
エース「リノどうした?」
リノ「・・・落雷、落としていい?」
エース「は!?い、いやいや駄目だろ」
リノ「だってあの視線が・・・!!」
エース「視線?」
リノ「蛆虫のあの視線をどうにかしたい」
エース「視線ねー…」
歩いていたエースが立ち止まったかと思うと、
繋いでいた手を引っ張られて、抱きしめられたかと思うと
リノ「?!」
エースの顔がすぐ前にあって何がどうなったのかは分からないけど確実に分かる事は
・・・今、「キス」してるって事だけだった
「「「なっ・・・」」」
マール『見せつけやがって・・・』
唇が離れると満面な笑み、嬉しそうな顔で帽子を抑えた
リノ「・・・バカ」
エース「こうでもした方がいいだろ?」
リノ「・・・・・」
レオン『まあそれだけやって貰わないとな』
マール『おいレオン、お前はリノたちの熱い光景をいつまでも見ていたいって言いてーのかよ!?』
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