京都最終決戦〜江戸時代二時間目〜
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土蜘蛛
とどめを刺そうとした時、いきなり気配が変わり、力の奔流が巻き起こったの。
「……龍滅結界……発動……」
「何じゃ!」
いきなり小娘から紅く禍々しい巨大な魔方陣が展開され、世界が一変しおった。
そこは、一言で言うなら紅い世界。血のように赤くただ大地が存在するだけ。
「なんじゃこれは……」
どんどん体力が吸われていくのじゃ。小娘の方を見るとなんともないみたいじゃが。それにしても、姿が変わっておるな。
龍眼の色は攻撃的な緋色へと変わり、つややかだった黒髪は、銀髪へと変わり、薄い闇色の膜が身体全身を覆い、陽炎のように立ち昇る陰の気が空間をもゆるがせている。格好も緋色の戦着へと代わっておる。
「殺してあげます……」
くははははっ、半端ないプレッシャーじゃの……これは面白いわっ!
「剛力徹破・咬牙!」
外側と内側に気を通し、内外から破壊する技じゃが……果たして効くかの?
「……」
確かに命中して破壊したはずじゃが……
「無駄です、神鳴流、魔神剣」
闇の剣か!
しかし、おかしい……なぜ攻撃が効かぬ?
「龍神化」
その後、何度も打ち合っておるが……徐々に我の不利になってゆくの。それにこの体力を吸われるのがうざいの。まて、もしかしてこの結界は我が生命力を吸い続け、小娘に供給し続けておるというのか?
つまりこれでは、我が自分の生命力を自分で削ってるだけじゃ!
結界を破壊せねば……我の負けじゃな。
紗代
龍神化し、攻撃を光速の速さで斬撃を繰り出しつづけます。衝撃波も凄まじい威力になっていますが、この世界なら関係ありません。
「紅蓮大蛇」
紅蓮の大蛇が土蜘蛛を食らおうと襲ってゆく。
「っち、ほんとに結界を、どうにか、しないと、きついのう!」
紅蓮大蛇を拳だけで殲滅してしまいました。
「一匹でダメなら……紅蓮大蛇・九頭龍」
九匹の紅蓮大蛇が土蜘蛛に襲い掛かります。
「ほんとに化け物になっておるの!!! だが、甘いわっ!! 風烈刃!!」
真空の刃で次々と龍を殺していくとは……実態がない龍すら殺すとは恐れ入りますね。
「冥府の闇より暗きものよ、我が呼び声に答え……」
「かなり、危ないのがきそうじゃな」
「龍神の名の元汝、ヴリトラを召喚す」
強大な黒き龍が私の呼びかけに答えて別荘から闇の大精霊の配下であるヴリトラが召喚されます。
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!
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