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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十一話 楽しい合宿
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トの言葉に連鎖反応するように、リオとコロナが再び顔を上げた。
「そうだよ!」
「ライノ先輩!ヴィヴィオや、ルーちゃんに、どうやったらクラナ先輩が仲良くしてくれるか、教えてください!」
「「お願いします!!」」
「…………」
怒涛の勢いで頭を下げた二人に、ライノは戸惑ったように目を剥いた。続けて困ったような顔で、ルーテシアやヴィヴィオの顔を見る。
ルーテシアは俯いて居たが、ヴィヴィオはライノをみて……少しだけ、期待するような眼を見せている。最後にノーヴェを見ると、彼女は額を押さえて、こう言った。
「……お前の意見で良い。聞かせてやってくれ」
「はぁ……参ったな……」
ライノは一度後ろ手に頭を掻くと、リオとコロナ、ヴィヴィオをそれぞれ見て、口を開いた。
「んー先ず個人的にはヴィヴィオに関しては其処まで心配しなくても、ってのが有るんですが……あぁ、お嬢もか……って言っても、この場で相談しても、始まらないだろうし、そもそも行き成りお嬢とクラナの仲が回復するとか流石に無いだろうしなぁ……そもそもホントはこういうのって本人同士の問題なんだけど、それは分かってるか?」
「そ、それは……」
「でも、何にも出来ないままじゃ嫌なんです!」
言葉に詰まったリオをフォローするように、コロナが言った。それをみて、ライノは一瞬驚いたように目を見開くが、すぐに少し苦笑気味に二人を見る。
「随分お節介焼きなんだなぁ……まぁ、それじゃとりあえずさ」
「はいっ!」
「いや、そんな元気に返事しなくて良いけど……リオとかコロナが、クラナの事、もっと知ろうとしてみりゃいいんじゃね?」
「「「「?」」」」
ライノの言葉の意味が反射的にわからなかったらしく、その場にいたノーヴェとルーテシア以外のメンバーが首を傾げる
「いや?じゃなくてだな……相手の事何にも知らないんじゃ、それ以上前になんて無理だし、彼奴ともっと関わって見て、彼奴がどういう奴なのか知らないとどう考えてもだめでしょ。例えばヴィヴィオと、コロナやリオだって、お嬢だって、そうやって仲良くなったんじゃないの?この間、アインハルトの時なんてモロそんな感じだったらしいじゃん?」
「つまり……クラナ先輩と私達が、もっとお話ししろって事ですか?」
尋ねたリオに、ライノはコクリと頷いた。
「ま、平たく言えばそうなるか。それでリオやコロナが彼奴と仲良くなったら、お前らを通じてお嬢とクラナを繋いであげるとかのやりようも出て来る。行き成りお嬢。とかは流石に無理でもな。少なくともクラナと誰かを仲良くしたいなら、自分無関係で何もしない。じゃ始まらないでしょ、エロゲですら『マスター』……じゃなくて、それを考えたら今なんて最高の状況じゃん。せいぜいこの合宿を利用してみたら良いんじゃね?」
「成程……
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