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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十一話 楽しい合宿
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?四人とも……」
溜息をつきながら席に着いたクラナも含めた子供たちを見て、フェイトがノーヴェに聞いた。

「いやぁ、こいつ等四人とも、ずーっとクラナと一緒に水切りの練習やってたんですよ」
「ク……へー『クラナと!?』
『はい』
フェイトが驚いたように念話に切り替えて問うと、ノーヴェは少し明るい声で答えた。その顔は何処となく嬉しそうだ。

『リオとコロナが色々あってせがんで、流れでヴィヴィオとアインハルトの事も』
『へー……どうだった?』
質問としては露骨だが、聞かずには居られなかったのか、フェイトは少し期待したように聞いた。

『それが……あたしも驚いたんですけど……クラナ、意外と指導するの上手くて、結構、コツを掴ませてました』
『本当に?……そっか(やっぱり、アルテアさんの子だからかな……?)』
「?」
少しなつかしむような顔で考え込んだフェイトに、ノーヴェは首を傾げたが、それ以上は食事が始まる為皆が席に着き始めたことで会話は続かなかった。
ただ……

「…………」
フェイトが何かを思いついたような顔で、クラナの事を見ているのが、ノーヴェには気になったが。

────

「ごちそうさまでしたー!!」
食事を終え、大人子供入り混じっての片づけが始まる。

「片づけ終って少し休憩したら、大人チームは陸戦場ねー!!」
「はいっ!!」
「あ、なのは」
「え?」
大人チームに指示を告げたなのはに、フェイトが駆け寄った。首を傾げたナノ葉に対して、フェイトが念話を掛ける。

『この後のトレーニングの事なんだけど』
『うん。何?』
要件を伝えると、なのはは眼を見開いて大声で(まぁ念話だが)返した。

『え、えぇ!!?』
『駄目かな?私から誘ってみたいんだけど』
『えっと……』
なのはは行き成りの事について行けなかったらしく、少し考え込むように瞳を伏せたが……

『……うん。それじゃ、少しメニュー考えてみる。フェイトちゃん、お願いできるかな』
『うんっ♪』
嬉しげに微笑んで頷くと、即座にフェイトは行動に移った。

「クラナ」
「?」
皿を運んで行こうとしていたクラナを呼び止めると、クラナは首を傾げて振りかえる。
声の主がフェイトだと分かると、いつも通りの静かな瞳で向き合う。

「…………」
「今良い?」
「はい」
「えっと、この後の大人チームのトレーニングなんだけど」
「?」
フェイトが突然良く分からない方向の話を始めたせいか、クラナは少し疑問を持ったように眉をひそめる。しかし……次の一言で表情が一変した。

「クラナ、一緒に出てみない?」
「!?」
申し出に、クラナは眼を見開いた。
フェイト達が行うトレーニングと言うのは、並みのそれでは無い。それはそうだ
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