暁 〜小説投稿サイト〜
RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど―  〜復讐の少年〜
一章  出会い
お昼前

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「らぁぁぁぁぁぁああ!!」

ガードアントが繰り出してきたケリをジャンプで交わし、お返しと言わんばかりに膝蹴りを顔面に当てる。...雷蹴の効果は膝でも反応するので嬉しい。
そして着地する前に、真後ろに向かって居合を放つ。
真後ろにいた二匹が切り裂かれ、そして居合の反動でそっちを体がそっちを向いてしまう。
それを好機と見たのか一匹襲いかかってくるが、刀を逆手持ちに切り替え、後ろに向かって突き出すことで、串刺しにする。そしてそのまま振る。
すると、刀で貫かれたガードアントが飛んでいき、違うガードアントに激突する。
勢いがすごかったため、ただ当たっただけでHPがゼロになる。

これで、5匹。その前に倒した(描写抜き)をいれると10体か...。

残りは3びき。楽勝だな。

「『居合・三瞬刃』!」

スキルを発動する。このスキルは風刃をちょっと範囲を狭めて、三つ同時打ちしたようなスキルである。
まぁ、普通に3体とも、首と胴体がお別れして、これで、終了、というわけで...

「『刀陣』解除」

その瞬間に僕の周囲に貼った結界のようなものが消えて、普通の草原が視界に入る。

ちなみに、風刃使いまくったり、刀陣使ったり三瞬刃使ったので今や、HPとMPが両方半分以下になっている。
この世界だと、スキルを使うと、MPと一緒にHPまで削るものが多いのだ。

「ふぅ...」

視界が元通りになったところで、息を吐く。
と、イシュラとレヴィアさんが駆け寄ってくる。

「二人共大丈夫だった?」

「「あ、はい」」

二人がハモッて答える。

「よし、じゃ、ご飯食べよっか」

と、そこで急に気まずい顔をする二人。

「? えっと...どうしたの?」

そしてイシュラが答える。

「えっと、実はさっきのスキルで外に出された時に、お弁当ぐしゃぐしゃになっちゃって...」

...はいはい。だったら、新しいのを作る...と思ったけど...僕...火、出せ...あ。

...確かファイアーボールだけ覚えていた気が...。


「じゃあ、三人で薪を拾いに行くか...」

「「...はい」」

そして、来た道を戻って、森に薪を取りに行った。
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