美食屋、転生する!
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ないかぎりシャルロットさんみたいな美少女の泣き顔なんて見たくないって、男ならさ!
「やっぱりくさいな」
ほっといてー。
「ゴホンっ!それでは転生を開始するがなにか希望の世界はあるか?」
いや、希望もなにも…。
「俺、名前と死んだとっていう情報くらいしか記憶にないんたけど?」
その俺の言葉を聞くとヨミエルさんは忘れてたという顔をしていた。
「そうだったな。君は魂の破損により記憶が欠落していたのを忘れていた。ーーーーーー少し待て」
ヨミエルさんが手をかざすと、空中に数枚のパネルのような物が浮かび上がる。
「これは君の魂から読み取った君が整然よく読んでいた書籍だ」
パネルに書かれている文字はその書籍の名前らしい。
パネルには、
『ドラえもん』
『となりのサザエさん』
『トリコ』
『北斗の拳』
『カイジ』
…生前の俺はどんな趣味だったんだ?
「ちなみにこの中で君が選択可能なのはトリコだけだが」
「選択肢ないじゃないすかそれ」
ふふとヨミエルさんは俺の言葉に微笑んだ。…綺麗な笑みだなぁ…。
「む〜、えい!」
「いたっ!…何すんだシャルロットさん」
俺がヨミエルさんの笑みに見とれていたらシャルロットさんが急に俺のことを蹴ってきた。なんなんだいったい…。
「ふんだ。ヨミエル様なんかにデレデレして!…さっきは僕のこと美人っていってくれたのに」
おい、ヨミエルさんが「なんか…」って地味にショック受けてるみたいだけどいいのか?それと後半声が小さくて聞こえなかったんだが。
「そういえば記憶がないんだったな。どんな話か聞いてくか?」
「あ〜それは大丈夫です」
なんか流石に常識とかそういう記憶は残っているみたいで。さっきパネルにのってた漫画もどういう漫画かくらいは記憶してましたから。
「…思い出に関する記憶だけ消えているということか?」
「遭難じゃないですかね」
「かねっておい。…まあいい。それでは転生特典だが」
「それって自分で選べるんですか?」
「まあある程度はな。あまり世界観を壊すようなのは無理だが…。その分数は5つとこの業界では破格の数だ」
どこの業界だ。…まあいい。だったら、
「とりあえずあらゆることの才能と成長の限界突破を」
これで修行さえすれば大分成長できるはず。
「…ふむ。成長の限界突破は問題ないが、あらゆる才能は少し難しいぞ?」
「そうなんですか?」
「うむ。たとえばこの能力で戦闘を
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