美食屋、転生する!
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みたいだ。
「で、あんたらはいったい誰でここはどこなわけ?」
とりあえず俺は目の前の二人にここがどこなのか教えてもらうことにした。
俺がそういうと黒髪の女性にいた金髪の少女がもうしわけなさそうな顔を顔をしていた。なんだ?
黒髪の女性はその金髪の少女を見てため息をつきながら口を開く。
「私の名前はヨミエル。一応大天使に分類されるものだ」
「は、はあ…」
大天使っていうとミカエルとかそういう…?
「…まあそうだな。まあ今は階級などどうでもいい。今回君がここにいるのにはちょっとしたわけがあってだな。――――――――シャルロット」
びくっ!
「ひゃ、ひゃいっ!」
ヨミエルさんが名前を呼ぶとヨミエルさんの隣にいた金髪の少女がびくっと震えると噛みながらも返事をした。…なんであんなに緊張してるんだこの子。
金髪の少女、シャルロットが一歩前にでる。
「え、えとはじめまして。僕の名前はシャルロット。ここ転生管理局で下級天使として働いています」
…………えっと。
「質問いい…?」
「は、はいどうぞ!」
「転生管理局って?」
なんかお役所みたいな名前だけど…。
「あ、それはですね。かくかくしかじかです」
「なるほどまるまるうまうまと。把握」
「待て、今ので把握できたのか!?」
このくらい俺らの業界じゃ朝飯前ですよ?
「どこの業界なんだ…」
なんかヨミエルさんが疲れたような顔をしているが気にしない。
「つまりここは輪廻転生を管理する場所で、ヨミエルさんはここの局長。君はここの下っ端天使と」
「う、うん。そうだけどそんないい方しなくても…」
シャルロットさんが傷ついたような顔をしているが気にしない。
「それで俺の魂を君が破損させてしまったためにこれからどうするか俺をここによんで決めるということでいいんだな」
「う、うん。本当にごめんなさい!!」
俺の目の前でシャルロットさんが勢いよく頭を下げた。
いやていうか、
「なんで謝られてんの俺?」
「それはですね」
「私から説明しよう」
俺の疑問に答えたのはシャルロットさんではなくヨミエルさんの方だった。
「君も理解したとおり、天界で破損した魂は別世界に転生させて自然回復をさせなければならない。これは地上で壊れた魂ならば情報を初期化かして無理やり再生させればいいのだが天界で壊れた魂にはそれが不可能なためだ。ちなみに君の魂はあまりにバラバラだったためにある程度私が再生させたが、いまだに傷が残っている状態だ。」
なるほど。
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