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ヘタリア大帝国
TURN76 青い石の力その三
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「総統さん手袋脱いだよ」
「そうですね、確かに」
 ゲーペもそれを見る、ヒムラーは今その白い手袋を見た。
 そしてその手の甲にある青い石を会議の場にいる面々に見せた、すると石からサファイアの輝きが放たれた。
 カテーリンも石を出してヒムラーに言うことを聞かせようとしたが遅れた、ヒムラーはそれを見せてから言ったのだ。
「それでお願いできますか」
「え、ええわかったわ」
「私もです」
 カテーリンもセーラもヒムラーのその言葉に頷く。
「ではドクツ側の条件を受け入れるわ」
「そういうことで」
「こちらもだ」
 ピエトロもヒムラーの言葉に頷く。
「それでいい」
「わかりました、それでは」
「ではです」 
 ヒムラーの秘書役になっていたドイツ妹がここで述べた。
「ドクツ第三帝国は自国の軍の指揮権を持ったうえで連合国に参加しそのうえで枢軸諸国に宣戦を布告する」
「そういうことでいいわね」
 イタリア妹もそれでいいと頷く。
「こっちもね」
「はい、そしてです」
 さらに言うドイツ妹だった。
「技術、経済協力はドクツ側の承認があり行われます」
「そしてだね」
 今度はプロイセン妹が話す。
「軍の通行や基地の使用もドクツの許可で行われる」
「人員の派遣等もです」
「それでお願いします」
「そういうことでね」
 プロイセン妹はヒムラーをちらりと見ながら言う。彼女も気付いていないが石の光を受けてしまっているのだ。
「お願いするね」
「ではです」
 またヒムラーが言う。
「我々はこれからはです」
「四国同盟だな」
 ぴえとろが言う。
「我々による」
「他の欧州各国も加わります」
 ヒムラーはポーランドやベルギーへのサービスも行った。
「欧州全土が等しく世界秩序を構成するのですよ」
「世界秩序ですか」
「そうです。太平洋のあの不埒な枢軸諸国は何か」
 エリザにまるで宦官の囁きの様に話す。
「これまでの欧州を中心とした銀河の秩序を乱す存在ですね」
「そうなるけれど」
「はい、だからです」
 エリザも石の光を浴びているのでヒムラーの話をそのまま聞いていく。
「我々は彼等を倒し世界秩序を元に戻しましょう」
「我が国は奪われた植民地を取り戻します」
 セーラはこのことは毅然として言った。
「そしてそのうえで、ですね」
「そうです。あの太平洋の連中を倒して秩序を築きなおしおましょう」
「じゃあそれでいいわ」
 カテーリンもそれでいいとした。
「そういうことでね」
「ではお話はこれで決まりですね」
「そうね。それじゃあね」
 マリーも頷く。
「欧州中心の新秩序を築きなおすということでね」
「ドクツも力を惜しみませんので」
 ヒムラーは余裕に満ちた笑みも見せる。
「それでお願
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