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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
選択肢は二つ
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」
「……君があの血の惨劇を創った張本人とは」
「おや、俺がしたことを御存じで?」
「家に向かう途中、車の窓から少しだけだが見えたよ。まさに悪鬼羅刹とは言ったものだ」
真紅狼君と高城会長が会話している時に、会長の部下の一人が小走りにやってきて会長に耳打ちした。
すると、高城君に事情を説明した。
「なんで私がそんなことしなくちゃなんないのよ!!」
「それを語るほど私の娘は愚か者ではない!」
「沙耶、ママからもお願い。私や壮一郎さんじゃ、あの人達は警戒しちゃうから」
「蒼騎は………!?」
「あ、俺? 多分、御別橋の二の舞になるけど、それでもいいなら説得の役を請け負ってやるよ?」
御別橋で何か起こったのかと私達女性陣は首を傾けたが、小室君達は何があったのか知っていたのかすぐさま高城君の代わりに答えた。
「いい、真紅狼は説得しなくていいから!!」
「そうだよ、蒼騎はただで見ているだけでいいからさ!!」
「あ、あんた達勝手に………!!」
「「僕達もついていくから、蒼騎にやらせないでくれ!!」」
「………わ、わかったわよ」
凄い剣幕で迫られた高城君は圧倒されながらも渋々頷いた。
〜冴子side out〜
そういえば、先程見た男の姿って確か………
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