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黒子のバスケ 無名の守護神
第七話 練習試合
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才能(ミスディレクション)成長(レベルアップ)させればいい。
そうすれば強豪校やキセキの世代に通用してくるであろう。
「水野。あれはどういうことだ。」
「えっ?」
僕にも分からない。
どうしてクロちゃんが黄瀬くんのマークを?
普通に考えれば抜けるはずがない。
でもなにか嫌な予感がする。
でももう黄瀬くんが向いちゃったし。
僕の考えすぎかな?
いや違う。
あのクロちゃんの手の動き。
まさか。
「監督。すぐにディフェンスを指示してください。」
「お前ら!ディフェンスだ!急げ!」
多分黄瀬くんはボールを取られる。
耳をすませてみると。
誠凛のベンチから
「採るのよ。」
と聞こえてきた。
予想通りだったみたい。
黄瀬くんはボールをとられた。
そしてすぐに反撃が始まり黄瀬くんも戻ろうとした。
そして大きく手を回した。
その手は黄瀬くんの隣にいたクロちゃんは叩き、クロちゃんは倒れた。
クロちゃんの頭から血が流れていた。





おまけ
「お前ら。授業を始めるぞ。」
「起立。気をつけ。礼。」
「そこ。寝てるのは誰だ!」
水野っち。
不味いッスよ。
この時間は監督の日本史なんすから。
「そこは誰だ。」
「水野くんです。」
「水野か。黄瀬!昼休みに職員室に来るように伝えておけ!」
「了解ッス。」
水野っち。
監督を怒らせたら大変なんスよ。
練習メニューが激化するなどあるんスから。
「いい加減起きろ!!」
「かんとく〜。練習試合で勝つから見逃して〜。せめてもう少し〜。」
「駄目だ。自分の世界に入ってやがる。だが黄瀬!聞いたな。負けたらどうなるかこいつに教えておけ。」
「了解ッス。」
水野っち。
寝言であんなこと言えるなんてスゴいな。
「それでは授業に入るぞ。」

「失礼します。武内先生はいらっしゃいますか?」
「水野か。入れ。」
「失礼します。」
まさか監督の授業で寝るなんて。
僕の人生で一番ヤバい経験かも。
「水野。今日の練習だがお前は笠松のシュートブロックをしろ。」
「えっ?」
「言ったことがわからなかったか?」
「言ってることは分かるのですが、居眠りの罰はないのですか?」
罰のことで呼ばれたのだと思ったのですけど。
「お前以外なら罰を与えていただろうが、お前が海常(うち)にいる期間は短い。なら罰をやらせる時間を他のことに使った方が海常(うち)成長(レベルアップ)に繋がると考えられるだろうが!」
「はい。」
「それにお前は授業中に「勝つ。」と宣言したがお前を出すかは分からないぞ。」
「そんな〜。」
じゃあ海常に来ても誠凛の今の実力を計ることができないじゃん。
「だがもし出た場合は宣言通りかってもらうからな。」
「はい。任せてください
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