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黒子のバスケ 無名の守護神
第七話 練習試合
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シューターを狙う。
そしてそこでボールを取ればいい。
「シュッ。」
「打たせるかぁぁぁぁ。」
僕は走ったちからを利用して高くジャンプをした。
ボールを取るまでには至らなかったが落とすことには成功した。
「アウトオブバウンズ。白ボール。」
「ナイスカット。」
カットは成功したけどあまりよくはないよ。
だってボールを出しちゃったんだから。
「水野くん。無理をしてませんか?」
「無理を?」
「今の動きはいつもの水野くんの動きではなかったです。」
そう言えば助走もつけたのに全然飛べなかった。
でもやることは変わらない。
「そうかもしれないです。でも僕はこのチームを勝利に導く誓ったんで多少の無茶は勘弁願いたいです。」
そう言って僕はボールを持っている日向先輩とクロちゃんの間に入った。
こうすることでクロちゃんにパスを出す確率は低くなる。
「伊月。」
「おう。」
ヤバッ。
話していたせいで伊月先輩の動きを感知できなかった。
二人で攻めこむ気だ。
これじゃあクロちゃんをマークしていても意味がない。
「行かせねーですよ。」
僕はすぐさま日向先輩のボールをとりに向かった。
「もともと伊月にパスを出す気じゃねーよ。」
やっぱり。
と言うことはクロちゃんからマークを外すことが目的か。
パスをクロちゃんのいる方に出された。
僕は反応が遅れたためとることはできない。
「水野っち。大丈夫っスよ。」
そこには走り込んできた黄瀬くんがいた。
「ありがとう。助かったよ。」
ってもういないよ。
本当に足が早いよね。
「フェイダウェイかよ。」
待って。
そう言えばさっき火神がやっていたよね。
コピーするのはやっ。
「ナイショッ。」
「あんなヘマはもうしないでほしいッス。」
「分かってるます。」
「誠凛。タイムアウトです。」
タイムアウト使うの早くないか?
まだ第1Qだよ。
「水野っち。戻んないとダメッスよ。」
「そんなの分かってますよ。」
それにしても25対12なんて。
まずまずかな。
「なんだこのていたらくは。お前ら!」
えっ?
結構抑えたんだけど監督は不満なのかな?
「水野。お前がいながら12点も取られたぞ。分かっているのか。」
「すみません。ですが監督。そろそろ向こうのペースが落ちる頃です。」
「どうしてそんなことがわかる。」
そりゃ〜。
「11番。黒子テツヤんは大きな弱点がある。」

あのあと僕はどうすればいいか監督に打診した。
「このままやっていてください。」と言っただけなんだけどね。
僕は一旦ベンチに下がった。
コート内では予想通り均等は崩れ海常が誠凛を突き放していく。
誠凛はクロちゃんがいないと強豪校に通用しない。
ならどうするかは明白だ。
クロちゃんの
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