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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第28話:信じる心とは……
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けどね。

「ホフマンさん。解りますか……トルネコさんが貴方に宝の地図の情報をくれたのは、俺が単純馬鹿だと思ったからですよ。親切心でなく下心大有りなんですよ!」
「お、俺は一体何を信じれば良いんだ!?」

饅頭(トルネコ)の隣で同じように項垂れるホフマン。
腹黒と脳空がアニキの前で蹲る……
うぜぇ〜……

「コイツ等うぜっ……」
顔を顰めたアニキが、横を向いて呟いた言葉だ。
多分蹲る2人には聞こえてない……真後ろのオイラには丸聞こえだけどね。

「はぁ……ホフマンさん。人を信じるという事は、同時に疑うという事なんです!」
「え!? でもそれって正反対の事では?」
う〜ん……疑いながら信じる? それとも信じながら疑うのか?

「違います。初対面の人間を疑うのは当然です……ですが以前の貴方の様に『人なんて信じられない!』とアピールするのではなく、『私は貴方を疑ってませんよ』と見せるのです。そうする事で相手も全てでは無いにしろ本心を晒してくるはずですから……そうしたら貴方も少しずつ本心を晒し出す。互いに少しずつ本音を語り合える様になり、最終的には心から信じ合える関係を築くんです」

はぁ流石アニキは良い事言う……
オイラには半分も理解出来なかったけど、良い事言ってるのだけは解る。
その調子で饅頭(トルネコ)も改心させてくれよ……

「トルネコさん……今のままリューラの父親と合流すると、地獄の様な目に遭いますよ。他人を利用して自分だけ利益を得ようとする根性。あの人はそう言う事が大嫌いですからね!」
「ど、どんな目に……!?」

「さぁ……それは俺にも解りません。でも今の内から危険を伴う行動に率先して参加し、仲間との一体感を作り上げておかないと、リュカさんは俺以上に鋭い人ですから、出会って直ぐに人柄を理解されちゃいますよ」

アニキは饅頭(トルネコ)に向けて薄ら笑いを浮かべると、リューラの父親の事を説明する。
オイラも怖くなってきたよ……
リューラの父ちゃんってどんな人なんだろう?

アローSIDE END




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