第11話 天界で二人が戦うようです
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のどの部分に居るか分からない。
そして、天界の外なんて、どうなっているか全く分からない。
「俺らが基点壊そうっても、端が分からない。
かと言って適当に端目指しても、突き抜けるのがオチ。
その先がもし『座』とかだとしたら………。」
「う〜ん、『座』に入ったらどうなるのかしら……?」
「とにかく、不確定な事は出来ない。」
「……ねぇ、『創造』でなにか創れないの?」
「試したよ。けど、『創造』を使う事すら出来なかった。
地獄なんてモノを弄ったせいで、位相とかが変になってるんだろう。」
「じゃあ、『闇』の中のアイテムに何か無いの?」
「『闇』に入れているのは確かに便利系だけど、
空間破壊とかが出来るのは入って無いんだよ。」
「……今、役立たず?」
「い、いや、『王の財宝』使えるから、武装はたんまりあるんだが……。」
「それなら、あのメシアの剣で空間切っちゃえばいいじゃない。」
確かに『アトロポスの剣』は森羅万象の因果を切れる、モノなんだが・・・・
「危険なんだよなぁ……
位相がずれてるから、地獄の因果を一緒に切っちゃう可能性が……。」
「私も転移出来ないから、元の世界にも行けない……。
どーやったらこの空間から出られるのよ?!」
「いや、俺に聞かれてもな。この空間からどうやって……空間…!
……ああ、そうか、そうだった。すっかり忘れてたよ。」
「何か方法があるのか?!」
「ああ、あるよ。いや、自分で創って無いから忘れてた。
いやいや、まさかこれの存在を忘れるとはな。」
そう。俺が思い出したのは、慢しゲフンゲフン、英雄王の剣。
「ノワール、離れてろ。『王の財宝』!!
創ってはいないが、これの中に入ってるはずだ!っていうか入ってろ!!
……いた!―――出番だ。起きろ、『エア』」
俺は『王の財宝』から、刀身が黒い三連の円筒の形をした、黄金の剣を出す。
「ああ、そう言えばそんなモノあったわね。」
そう。Fate武器を全く使っていなかったので忘れていたが―――
この剣は、空間を切り裂く!!先に誰か居ても怨むなよ!!
「『天地乖離す』―――――――――」
ヒュゴォォォォォォォォォォォ!!という音と共に
刀身が回り、赤い風を纏い出し―――――
「『開闢の星』!!!!」
横薙ぎの赤い台風が放たれ、空間を削り取って行く。が―――、
「まさか、『エア』で足りないだと?!
ならば!!出でよ、
――|『魔王の砲撃放つ
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