第11話 天界で二人が戦うようです
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思わなんだよ。」
アリアの『神』としての能力は『次元探知』。文字通り、次元を超えて
対象を発見する能力、なのじゃが・・・・。
「むぅぅ、アリアで見つけられんとは。
儂の『神の雷』は対象が視界内におらんと使えんしなぁ。
どうしたものかのう………。」
と儂が考えていると、下の方に覚えのある力が一つと、
全く知らない力が現れた。
「この力は!?クルセウス、間違いない、奴じゃ!!!」
「現れおったか!!しかし、この位置は……。なぜ、地獄に?」
「そんな事、知った事か!!天使全軍は、1時間で集合!!
完全武装して大聖堂に待機!!急げ!!!」
「「「ハッ!!」」」
ドシュン!とアリアの親衛隊が情報を伝えるために管制室へ向かう。
さてさて、愚かな裏切り者を裁かんといかんのぉ。
――しかし、改変され、無限となった地獄から抜けられるかの?
Side out
Side 愁磨
俺達は今、上を目指すため上昇中だ。
しかし、幾ら上がろうと天井が見えてこない。
既に立っていた場所から場所から、少なくとも5万kmは上に上がって来たはずなんだが。
「ノワール!!この地獄の高さは本当に2万mで合ってるんだよな?!」
「間違いないわ!しかし妙ね。
この距離なら既に大聖堂にすら着いているはずなんだけど。」
「大聖堂?教会みたいなもんか?」
「少し違うわ。
正式名称『大神光城デウスエクスマキナ聖堂』。
天界のもっとも高い位置にある、主神を祀る城。
城と謳ってはいるけれど、
中は全天界人800万人が入れる聖堂になっているわ。」
「まぁ、今はんな事より此処をどうやって出るかなんだが。」
「どうなっているか分かるの?」
「恐らく地獄の何処かに基点があって、それによって空が無限に続いてるんだ。」
「その基点を壊せばいいのね?!」
「言うのは簡単だが、このくっそ広い地獄全部を焦土にする気か?
しかも、基点が結界内にあるとは限らない。」
「え?ど、どう言う事?」
「地獄の外を囲んで、その中から上がって来る時のみ、
上に存在する全ての物を貫通し、周りを空に見せる結界。って言うのかな。」
「つまり、とっくに地獄を抜けているのに、居るのは地獄に思わせる訳ね。」
「そうそう、そんな感じ。
つまり、外の基点を潰せばいいんだけど………。
問題が一つ。地獄の直径=天界の直径だろ?」
「?ええ、そうだけど。それがどうした……あ、そっか……。」
そう。俺達は地獄(天界)
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