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少年は魔人になるようです
第10話 魔人たちは先に進むようです
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能になるが、代わりに創造スピードが100倍になり、

俺の『想像』から補完が可能になるため、簡単な言葉で創れる様になる。


「よし、出来た。ほら、これ飲みな。」


そう言って差し出すが、エーリアスは受け取らない。


「って、そりゃ信用できんわな。ハァ。俺が飲んでも意味無いんだが仕方ない。

(キュポン)ンッ、ンッ、フゥ。これでいいか?ホレ、飲め。」


半分ぐらい飲んでから渡してやると、今度は受け取ってくれた。


「え、あの、でも、これ…///えと、そのぉ……///」


なぜに顔を真っ赤にしながら狼狽えるか。手間のかかる・・・。


「(バッ!)ほ―ら飲め飲め。た〜んとお飲み〜。」

俺は渡したビンを再度掻っ攫い、エーリアスの口に無理矢理突っ込んでやる。


「んんん?!!んんっ、んふぅ、…んっ…んっ…んっ。」


最初は吃驚して嫌がってたが、段々薬を飲み始めた。

・・・・なんか、こう、凄く、エロいです。                  


「うぅぅ、酷いですよぉ……。…美味しかったですけど……。」


目は潤み、口元には薬が垂れ、顔は赤い。ディモールト、PERFECT・・・!!

何この子、狙っているのかしら?


「ってあれ?嘘、本当に止まってる……。

精霊を抵抗(レジスト)しても止まらなかったのに、なんで……。」

「ほら、ボーっとしてないでハンカチ寄越せ。」


なんか無抵抗なエーリアス。多少抵抗して貰った方が興奮すゲフンゲフン!!

ま、まぁいいか。残ってる涙と口元を拭って、と。


「ふむ、後は、『治癒(ヒール)』。良し、これで綺麗になった。」


初期治癒呪文で、赤くなってる目を治してやる。


「あ……。あ…、ありがとうございます……///」


そう言って微笑むエーリアス。


「ウム。やっぱり、美少女は笑っているのが一番だな!!」

「そ、そんな///美少女だなんて、そんな///」


クネクネし出したエーリアスをほっといて、ジオンと話を再開する。


「さてジオン君、俺は勢力争いなんて興味無いし、

お前らの目的も知ったこっちゃないが、お前等に協力した方が楽そうだ。

よって、その提案、受け入れる事にする。」

「おお!本当か?!感謝する!!」


俺の手を握ってブンブンするジオン。ええい、鬱陶しい!!!


「で、具体的にはどうするつもりだ?」

「その前に一つ。……全く考えてなかったが、ここの会話聞かれてないよな?」

「大丈夫だ、問題無い。中から外に行くのは簡単だが、

外から中への干渉は一切出来ない。


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