第8話 魔人は賞金首になるようです
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ド討伐の為の魔法部隊が二個大隊規模で形成されており、
明後日には討伐に向かうと思われます。
元軍人であるマッカーさんはこれについてどう考えますか?
―――そうですね。
賞金首一人に二個大隊が投入されるケースは例を見ません。
大隊と言っても、まぁ一概に人数は言えませんが、
最低でも2000〜4000人は投入されるでしょうな。
中には神官クラスが300人からいるでしょう。
また、この大人数は人海戦術での捜索と共に、アーカードと共に行動している
ノワール、エヴァンジェリンへの警戒もあるのでしょうね―――――――
俺は何時から裏切りの騎士になった。ってゆーか。
「ふーん、4000人だってさ。雑魚がまあワラワラと来るんだねぇ。
一撃で全部潰してやろうか。」
「笑うんじゃないわ!!どうするんだ?!神官クラスが最低でも300は来るんだぞ?!」
「エヴァ?その神官と言うのはどのくらい強いのかしら?」
「知らないのか?!常識なんだがな……。魔法使いの最上『大魔導士』。
その候補となる者たちが『神官』と呼ばれる者だ。
奴らは4属性以上の魔法を使えるエリート中のエリートで、
光だけでなく、聖属性の魔法を使う者も居る。
私達、『闇の生き物』にとってはまさに天敵なのだ。」
「…聖属性とはつまり、神様の力って奴か?そいつ等相手にエヴァは勝てるか?」
「え、ええと、それに近いモノ、と言われている。
使えるのが十人ほどしか居ないせいで解析が進んでいないそうだ。
そして、…多分、私でも上の奴は、一人相手でも勝てるか分からん。
一番厄介なのが聖魔法だな。浄化効果があるらしい。」
「……『顕れろ全知ノ樹』。」
俺が唱えると、小さな樹が『闇』からせり出てくる。と、エヴァが声を上げる。
「や、闇の次元魔法だと!?こんなモノどうやって?!」
「エヴァ、少し黙ってろ。久しぶりだな、アーク。良く枯れなかったな。」
「≪フン、一体何の用だ?またふざけた事だったら―――≫」
「『神官とナギ・スプリングフィールドとエヴァ。それぞれの魔法戦による勝率・相性』を教えろ。」
「≪…どうやら真面目な要件の様だな。少し待て。≫」
この樹アークは俺の創造物の一つだ。
樹ではあるが、一種の機械の為、、生命創造では無い。
そしてこいつには『答えを出す者』の力と、
限定的なアカシックレコードへの接続能力を持たせた。
故に、俺では主観・才能により辿り着けない答えにも、こいつなら届く。
「≪分かったぞ。魔法戦による相性、現在の感情値も計算に入れた勝率だ≫」
流石だ。俺の
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