暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第7話 少年達は知り合うようです
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ワールは殆ど戦闘に参加しない(俺がさせない)から低めだな。

主に戦闘しているのは俺だが、エヴァの方が高いのは吸血鬼補正だろうか。



「なあ、兄さま。一つ相談があるんだが。」


と、俺の隣から、エヴァの声がかかる。エヴァは聞いての通り、いつからか

俺を『兄さま』、ノワールを『姉さま』と呼ぶようになった。


「おう、どうした、エヴァ?」

「そうそう、遠慮しないで言ってみなさい。」

ノワールは、エヴァのいる所では女の子言葉になった。

姉さまって呼ばれてるからかな。


「私は魔法世界に行こうと思うんだが、いいか?」


ズガァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!と、俺達に雷が落ちる。


俺達は寸分たがわない動きで、

フラ、フラフラ、ユラ、ビュン!ガシィ!

とエヴァに迫る。


「ど、どどどどどどどどどどどうしたんだエヴァ!?お、俺達の事が嫌いになったのか??!

お、俺が何かしたのか?!!不満があるなら言ってくれえええええええええええええ!!!」

「そそそそ、そうなの、エヴァ?!!わ、私達の事がき、きr、きぃぃぃ、

うああぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!エヴァァァ!!行かないでえ゛え゛え゛え゛え゛」


俺達は半狂乱になりながらエヴァに縋りつく。


「うぉあ?!?!

な、何を勘違いしてるか分からんが、

私は、魔法世界に行きたいから行き先を日本では無く、

魔法世界にしても良いか、と聞いているんだ!!」


その瞬間、俺とノワールはザ・ワールド。

・・・・・・・・・つまりあれか?


「俺達と、エヴァで、魔法世界に、行こうと。そう言っているんだな?」

「あ、ああ。勿論、兄さまと姉さまがいいなら、だk――――」

「ノワール。俺達は一番の基本を忘れていた様だ。」

「ええ、私も今そう思った所よ。

一番の基本を見失っていたようね、シュウ。」

「え、えーと、な、なにが……?」

「そうだよ!!

傍にいなければ俺達が死んでしまうくらい狂おしいのなら、

一緒に行けばいいだけじゃないか!なぁノワール!!

アーーッハッハッハッハハッハハハハハハハハッハハハハッハッハ!!」

「ええ、そうよ。今まで気付かない方がどうかしてたのよ!!

ねぇ、シュウ!!

あはははははははははははははははははははははははははははは!!」

「い、一体何―――」

「「エヴァンジェリン!!」」

「ひゃいいぃぃぃいいぃぃ!!??!?!?!?」



と、俺達の声に素っ頓狂な声を上げるエヴァ。


「さぁ!!魔法世界に行こうじゃないか!!殺したり殲滅したりしよう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ