第7話 少年達は知り合うようです
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ワールは殆ど戦闘に参加しない(俺がさせない)から低めだな。
主に戦闘しているのは俺だが、エヴァの方が高いのは吸血鬼補正だろうか。
「なあ、兄さま。一つ相談があるんだが。」
と、俺の隣から、エヴァの声がかかる。エヴァは聞いての通り、いつからか
俺を『兄さま』、ノワールを『姉さま』と呼ぶようになった。
「おう、どうした、エヴァ?」
「そうそう、遠慮しないで言ってみなさい。」
ノワールは、エヴァのいる所では女の子言葉になった。
姉さまって呼ばれてるからかな。
「私は魔法世界に行こうと思うんだが、いいか?」
ズガァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!と、俺達に雷が落ちる。
俺達は寸分たがわない動きで、
フラ、フラフラ、ユラ、ビュン!ガシィ!
とエヴァに迫る。
「ど、どどどどどどどどどどどうしたんだエヴァ!?お、俺達の事が嫌いになったのか??!
お、俺が何かしたのか?!!不満があるなら言ってくれえええええええええええええ!!!」
「そそそそ、そうなの、エヴァ?!!わ、私達の事がき、きr、きぃぃぃ、
うああぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!エヴァァァ!!行かないでえ゛え゛え゛え゛え゛」
俺達は半狂乱になりながらエヴァに縋りつく。
「うぉあ?!?!
な、何を勘違いしてるか分からんが、
私は、魔法世界に行きたいから行き先を日本では無く、
魔法世界にしても良いか、と聞いているんだ!!」
その瞬間、俺とノワールはザ・ワールド。
・・・・・・・・・つまりあれか?
「俺達と、エヴァで、魔法世界に、行こうと。そう言っているんだな?」
「あ、ああ。勿論、兄さまと姉さまがいいなら、だk――――」
「ノワール。俺達は一番の基本を忘れていた様だ。」
「ええ、私も今そう思った所よ。
一番の基本を見失っていたようね、シュウ。」
「え、えーと、な、なにが……?」
「そうだよ!!
傍にいなければ俺達が死んでしまうくらい狂おしいのなら、
一緒に行けばいいだけじゃないか!なぁノワール!!
アーーッハッハッハッハハッハハハハハハハハッハハハハッハッハ!!」
「ええ、そうよ。今まで気付かない方がどうかしてたのよ!!
ねぇ、シュウ!!
あはははははははははははははははははははははははははははは!!」
「い、一体何―――」
「「エヴァンジェリン!!」」
「ひゃいいぃぃぃいいぃぃ!!??!?!?!?」
と、俺達の声に素っ頓狂な声を上げるエヴァ。
「さぁ!!魔法世界に行こうじゃないか!!殺したり殲滅したりしよう
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