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少年は魔人になるようです
第7話 少年達は知り合うようです
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うだ?」

「私はかまわんぞ(然し魔法世界に行かなくて良いのか?)」

「(ああ、これは建前。エヴァはアフリカ居る内に完成させる。

後は俺とノワールでトンズラこいて魔法世界に入る。)」

「(むぅ、騙すみたいで申し訳ないが。まぁいいだろう。)」

「私もそれでいいと思うけれど。(二人で何コソコソやってんのよ…?)

でも、まさか歩きながら修業する訳じゃないわよね?」

「ああ、だから、これを使う。」


そう言いつつ取り出すのは、何の変哲もないダイオラマ球。しかしこれは、俺の特別製。


「ダイオラマ球……?そんなの使ったら、二人は―――」

「心配無用です奥さん!!このダイオラマ球、私の特別製!!

外部との時間齟齬はなんと1時間につき96時間!しかも老化防止も付いているため、

歳をとるのは外の時間の半分!!今ならたったの5万円!!

しかも魔法指南書低・中・上級用が付いてくる!!」

「きゅ、96時間!?うそ?!だっ、だって、最新式でも6時間が限界だって……」

「そ、そこは、俺は天才だからな。で、旅の休憩中にこの中で休憩と修業をする。

時間はこちらの時間で5時間ずつ。

流石にその位ならノワールの結界でバッチリ守れるだろ?」

「ああ。5時間だったらこちらの…創造主だったか?

でさえ気付けない物を張っていられるぞ。」

「流石俺のノワールだ。愛してるぞ!!」

「きゅっ、急に何を言うか!!///からかうな!!」

「いいや、俺は真剣(マジ)だぜ……?」

「コホンコホン、そう言う事は人の居ない所でしなさい!!

行き先が決まったなら行きましょう。さあ!!」

「ククク、分かった分かった。行こうぜ、ノワール。」

「う、うん。わかった。(もう少しだったのに・・・・・)」

「ん?んんん。どうした?ノワール。」

「い、いや、なんでもないぞ!?///」


全く、何時まで経っても素直じゃない。まあそこが―――――


「は!や!く!何やってんの?!置いてくよ!?」

「わーかった、分かったって。全くもう。」


―――こうして、のんびり旅行とエヴァの地獄の修業は始まった。


Side out








――――100年ほどたったある日。




Sede愁磨


俺達は今、あの喜望峰あたりを旅してる。

・・・うん?なんで暗黒大陸過ぎたのに

なんでまだ旧世界に居るかって?そりゃあんた、エヴァが居るからだよ。

――それこそなんでだ、だって?

・・・確かにエヴァの修業は殆ど終わり、後は自己研鑽の時期だ。

それなのになぜ一緒に居るのかって?

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