第7話 少年達は知り合うようです
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正面からノワールを優しく抱きしめてやる。
最近頻繁すぎないか、これ?ふぅ、もっと精進しないといかんな。。
「シュウ、は悪くない、のだ…ィック。こんな、こんなことっ、でっ、
泣いてしまうような、私が、いけ、なッい、のだ……!」
「いや、俺が悪いんだ…ってこれじゃ終わんなくなるな。」
「だから、私が―――」
「もう良いってば。な?落ち着くまで黙ってろ。」
コクリと頷くと、ノワールのすすり泣く声だけがしばらく続いた。
Side out
Side エヴァンジェリン
私は、アーカードさんに離れていろと言われましたが、近くの茂みに隠れる事にしました。
だって、結局分かったのはアーカードと言うのが偽名という事と、
ノワールさんの名前、そして二人がある程度近しい関係という事だけです。
ああ、あとはアーカードさんが強く、残忍だけど優しい(?)という事。
結局殆ど何も分かっていません!!
と言う訳で、二人の話を聞いていれば何かしら情報を聞けると思ったのです。
幸い、50m程離れていますが、二人の会話は聞き盗れます(誤字では無いです)。
吸血鬼になったからでしょうか?
「―、、いや、確かに――れんが、イレギュラーが起きた時の事―――合、
皆殺――――険が低かったんだ。」
「し―、――程度のイレギュラーなんて、私がエヴァを守って―――問題ない――――?」
むむ?神父、いえ、吸血鬼(魔女)を助けたのですから、教会の魔法使いが派遣されるはずです
。
普通の人なら泣いて逃げる所を、あの人たちはイレギュラー、しかも多分「そんな程度」って
言ってますから、やはり相当強いのでしょう。
しかもあの口調から、ノワールさんがアーカードさんと別で、
しかも私を守りながら戦うと言ってますから、ノワールさんも強いのでしょう。
「―――、私は悲し――――…シュっ、シュウに、信じて貰えなか―――も……。」
「いや!?お―――ルを信じてるぞ?!ただ―――――」
むむむ!?『シュウ』とは?!おそらくアーカードさんの本名ですね!!
これだけでも聞いていた価値があります。
でも、アーカードさん、ノワールさんの尻にしかれている様な・・・・・
「何時――――――ュウが居なぃ、と、不安なの――――!!
こっ、んな、―――――――うぅ。だけど、だけどぉぉ………
わっ、――――――――く、なっ、てしまって………
私には――――には、シュウしか、居な――ら、だか、ら、だから…………。」
「もういい。もう――――めんな。
ごめんな、ノワール。こん――
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